飛鳥資料館の特別陳列室がリニューアルオープン

飛鳥池遺跡を紹介する飛鳥資料館の第1展示室 特別陳列室が、改装を終えて7月4日にリニューアルオープンします。
展示室リニューアルの概要
飛鳥池遺跡の資料を展示する第1展示室 特別陳列室は、室内改装と展示替えのため令和6年10月から閉室しておりましたが、作業が完了し7月4日に公開を再開します。
展示の目玉となる「奈良県飛鳥池遺跡出土品」は、学術的価値が極めて高いと評価され、このたび国宝に指定されることとなりました。なお、「奈良県飛鳥池遺跡出土品」は国宝指定されることが決まっていますが、正式には今後の官報告示をもって指定となります。
展示品:奈良県飛鳥池遺跡出土品
リニューアルオープン日:7月4日
国宝指定される飛鳥池遺跡の歴史的価値
飛鳥池遺跡は7世紀後半の工房群跡であり、平成13年には「飛鳥池工房遺跡」として国指定史跡となりました。ここから出土した資料群は、東アジアの生産技術史や国家形成の過程を解明する上で欠かせない貴重なものです。
特に注目されるのは、日本最古の鋳造貨幣である富本銭に関連する資料です。鋳型や未製品などの出土により、その鋳造技術の具体像が明らかになりました。また、皇族の名称や紀年銘が記された木簡からは、この場所が国家的工房として機能していたことが裏付けられています。さらに金・銀・銅やガラスの加工技術には、百済や新羅との類似性も見られ、古代国家の宮都と密接に関わっていたことが示されています。
より美しく安全な展示環境へ
今回のリニューアルにより、国宝「奈良県飛鳥池遺跡出土品」をこれまで以上に安全に保存・展示できる環境が整いました。新たな陳列方法を採用することで、古代の技術の精華をより美しく鑑賞できるようになっています。
まとめ
改装を終えた飛鳥資料館の特別陳列室では、国宝指定が決まった飛鳥池遺跡の貴重な出土品を新しい展示方法で公開します。古代日本の技術や国家形成の歴史を感じられる展示となっています。