「現地に溶け込んでいる」は落とし穴?

2008/8/28      このエントリーを含むはてなブックマーク はてなRSSに追加 この記事を含むECナビ人気ニュース   Yahoo!ブックマークに登録   newsing it!   コメント(18)  

   <テレビウォッチ>4年8か月、現地に溶け入り農業スタッフとして活動してきたNGO「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)=静岡県掛川市出身=が遺体で発見された。

気持ちが削がれてしまう?

   『朝ズバッ!』は、現地の人たちにより伊藤さんの遺体が搬送される模様などを交えこの事件を報じた。

   伊藤さんが農業指導していた場所は、治安の悪化が著しいアフガン東部のブディアライ村。そこで農民たちと一緒に農作業に当たる一方、

   灌漑(かんがい)用水路の建設に従事していた。

   その仕事ぶりについてペシャワール会の現地代表、中村哲医師は、記者の取材に対し「他の人が狙われても彼だけは大丈夫というほどに現地に馴染んでいた」という。

   確かに、現地の人と同じ服装をし、ひげを生やした伊藤さんの映像を見ると、現地の人と見分けがつかないほど。しかし、そこに認識の甘さ、落とし穴があったのではないか。

   同じ地域で活動している別のNGO団体によると、「もともと治安が不安定だったところだが、今年春先からさらに悪化してきた」という。

   新聞情報によると、タリバーンを名乗る武装勢力が「犯行は自分たちだ」と主張しているようだが、イスラム原理主義組織の旧タリバーンとの関係は不明という。

   番組にVTRで出演した中東調査会の大野元裕上席研究員はタリバーンの犯行とは思えないと次のように分析した。

   「(誘拐を)政治目的に使おうとするグループであれば、アルカイダがやったように、あたかも処刑のように非常に残虐なやり方をするのがこれまでのパターン。もしかすると金銭目的で人質に取った可能性のほうが高い」

   現地では、こうしたタリバーンを名乗る勢力や身代金目的の強盗、部族間抗争など何でもありの状態のようだ。

   いずれにしろ現在のアフガンは、国の代わりに民間の支援団体が、丸腰で行って復興支援をする状態ではなくなったのではないか。治安回復まで支援を中止すべきと思うのだが……。

   みのは「これによって、アフガンで復興活動をしようという人達の気持ちが削がれてしまうのでは?」と懸念する。

   しかし、ジャーナリストの嶌信彦は「おそらく現地の人に信用されていたから、自分たちは別なのだと思ったのだろう。しかし、アフガンはどっかと仲がいいから安全だとはならない状態になっている」と。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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