2024年 4月 25日 (木)

「独断と偏見」で判定 党首討論の勝者はどっち?

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   <テレビウォッチ>まあ、久々の党首討論。ああいえばこういう、臨機応変、切り返しのウイット……本来日本人には不得手なやりとりだが、今回はどうだったか。

天下りの話になったのが…

   半年ぶりだが、先に民主党代表になった鳩山新代表は、10年前の最初の党首討論(小泉首相時)から数えると20回くらいになる。対する麻生首相は2度目。45 分間のやり取りをテレビは「独断と偏見で」並べてみせる。

   鳩山代表が「国民を代表してうかがいたい」と切り出したのに対して、麻生首相は、「どちらが総理にふさわしいか。どちらの政党が政権担当の力があるか」と切り込む。

   鳩山「自民の総理総裁になることが目的で、なって何をやるかが決まらない。だから官僚まかせになる」

   麻生「政権交代は手段であって目的ではない」

   鳩山「目的ではなくスタートだ。友愛社会を建設したい。一人一人が居場所をもち、役に立っていると感じ、人の幸せを自分の幸せにできるような」

   麻生「我々は学者してるわけでも評論してるわけでもない」

   こんなやりとりで20分が経過。この立ち上がりに、評論家の有馬晴海は、「抽象論ばかりで中身に入らない」、伊藤惇夫は「経済をどうするのか、北朝鮮、年金……聞きたいことは沢山あったのに」と手厳しい。

   さて、後半だ。

   鳩山「麻生政権は官僚任せ政権」

   麻生「官僚バッシングだけではうまくいかない。やる気にさせないと」

   鳩山「上から目線の麻生総理らしい。上から目線の官僚政治を打破していく」

   麻生「国民目線というなら、西松建設問題が最大関心事だ。秘書の違反を、制度が悪いというのは、論理のすり替えだ」

   鳩山「聞き捨てならない。法を犯したと決まったわけじゃない。そちらにも沢山おられたじゃないか。漆間発言の通り自民には捜査は及んでない。おかしな話」

   麻生「(小沢代表と)殉ずるといっていた方(鳩山)が代表になっている。あれ、違うんじゃないのと……」

   赤江珠緒が、「天下りの話になったのが、残り5分ではねぇ……」と文句。

   テレ朝は3人の評者に採点させたが、いずれもわずかに鳩山氏が高い得点。一方、弟の鳩山邦夫総務相は「麻生さんの圧勝」、渡部恒三は「6:4で鳩山」という。

   鳥越俊太郎は、50対65で鳩山。「麻生さんはなんかザラザラして嫌だった。それよりヤジがひどい。何とかしてくれ」

   三反園訓は、「麻生さんが『国民の最大の関心は西松問題』といったが、違う。生活だ」

   やくみつるは、「話が細かくなると、予算委みたいになっちゃう。大局的な話でよかった。ただ、友愛なんていうと、大連立か?と」

   鳥越が「テーマを決めて、しょっちゅうやったらいい」

   赤江が「番組もテーマを決めてくれるといい」と、これは本音。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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