2024年 4月 27日 (土)

脳のアンチエイジング 使わないと萎縮する

   <テレビウォッチ>アンチエイジングというとお肌の老化を防ぐ美容を思い浮かべるが、実は肌よりももっと若さ維持が必要な器官がある。それは脳。今回は、『プロに学べ!脳活用法スペシャル ー 脳の老化をふっ飛ばせ』と題したスペシャル特番。

   脳は使わないと萎縮する。だが、使えば使うほど脳は鍛えられるという。脳には1000億の神経細胞があり、それらがつながり合って働きを行う。使わなければつながりが弱くなるし、逆に使えばつながりが強くなる。

指先の触覚センター

   『高齢者の健康な脳』のサンプルとしてあげられたのが、銀座の有名寿司店「すきやばし次郎」の店主・小野二郎、83歳。同年代の平均的な脳に比べて萎縮率が少ない。その理由に考えられるのは、「体を動かす」「指先を使う」「なんでも人任せにしない」こと。体を動かす事で感覚から脳を刺激する。指先は触覚のセンサーが豊富にある。めんどくさい事でも自分でやれば脳が働く。

   番組ではスタジオ観覧者からの質問を募った。

男性「私50を超えましてから、画像は頭に残るのに人の名前というのが覚えられないのです。それが不思議に思えてならない」

   はい、実は22歳の私もです。

茂木「画像・イメージを記憶している回路と、言葉・名前を記憶している回路は違うんですね。思い出すってことはその情報が前頭葉に行くってことなんですよ。ですから、イメージを記憶している所から前頭葉への回路はまだ元気なんだけど、言葉を記録している所から前頭葉への回路はちょっと弱っていると」
さらに「で、脳の回路は筋肉と同じで使えば使うほど太くなるんですよ。ですから単純に自分が覚えている名前を思い出して前頭葉に持ってくるというトレーニングをすればいいんです」

   本当に目の前の相手の名前が出てこなくてヒヤヒヤする事が多い。ちょっと脳を甘やかしすぎていたのか。厳しく鍛え直してみようと思います。

慶応大学・がくちゃん

   * NHKプロフェッショナル 仕事の流儀(2009年10月20日放送)

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