2024年 3月 29日 (金)

「どっちが勝っても挙党態勢」って…代表選は八百長?

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   民主党代表選は菅・小沢が戦うことになった。二転、三転していたが、これでスッキリした。31日午後に会見した2人は「どちらが勝っても、以後は挙党態勢で」と同じことを言った。

   鳩山前首相は「ボクは何だったんでしょう」と言ったそうだ。ボケてたんですよ。「恩義があるから小沢支持」なんてこと自体がずれてるとわからなかったんだから。鳩山仲介は、要するに人事をトロイカで決めるということで手を打とうとしたが、菅首相が「人事を談合で決めることはできない」と突っぱねたわけだ。「首相はできるかもしれないが、菅直人という政治家がもたない」 と言ったそうだ。そんな当たり前のことで、なんでこんなにごたごたするのか。

   菅首相は会見でも「どちらが総理としてふさわしいか、全国各地で声をあげてほしい」と言った。国会議員の支持数では不利な状況を、地方議員と党員・サポーターで挽回しようということ。事実、世論調査では圧倒的に菅支持が多い。

下馬評は「6対4」で小沢優勢

   目下の票読みでは、国会議員のうち1年生議員144の大半が小沢支持で、全体では6対4で小沢有利。地方議員100ポイント、党員・サポーター300ポイントの行方が注目されるが、三反園訓(テレビ朝日解説委員)は「小選挙区ごとの集計になるから地元次第。 国民が投票するわけじゃないから」と、ドブ板選挙の小沢流が効いてくる可能性をいう。

   鳥越俊太郎(ジャーナリスト)「2人とも同じこと(選挙後の挙党体制)を言った。そういう約束をしていたんじゃないか」

   三反園「小沢は全面降伏を求めたが、前原、枝野がウンと言わなかった。トロイカじゃなくて、トロとイカに分かれた」とつまらんだじゃれ。

   それにしても、鳩山が仲介して「菅は納得した」と伝えた「トロイカ」の意味が全然違ったわけで、落合恵子(作家)も呆れ顔だ。

   あれだけズレるとは…。だって、前総理と現総理でしょ」

   鳥越「アメリカの大統領選は1年かけて候補者を決める。だから、本選挙で勝ったら、党内のライバルを起用することもある。(オバマ大統領が予備選で争った)クリントンさんをね、(国務長官に起用した)あれがひとつの形。すべて国民の前でやる」

   三反園「小沢さんも裏ではなく、表に出てはっきり言ってほしい」

   森永卓郎(経済アナリスト)は「小泉さんをムードで選んでひどい目にあった。見極めないといけない」と言ったが、選んだ自民党員は世論に押されたのだった。民主党員にその意識があるかどうか。とくに1年生議員の大半は小沢を選んだらどうなるかがわかっていまい。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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