2024年 4月 20日 (土)

還暦の天地真理 食費1日500円のシニアマンション一人暮らし…いまも毎日1時間半レッスン

「ボタンを押せば救急車が来る。だからここで余生をゆっくり過ごそうと思って…」

   「週刊新潮」のワイド特集「我が人生『運命の一日』」に、久しぶりに天地真里の消息が載っていた。白雪姫も60歳になった。横浜市内の家賃7万円のシニアマンションで一人暮らし。天地がこう語る。

「気分が悪くなったら、ボタンを押せば救急車が来るんですよ。だからここでね、余生をゆっくり過ごそうと思って…。1日500円でお弁当もつくのよ。お肉とか、お魚とか。夕方の4時半になると、フロントへ取りに行くの」

   「ひとりじゃないの」「水色の恋」「ちいさな恋」で一世を風靡し、紅白歌合戦にも出場した。34歳の時に実業家の男性と結婚して長女が生まれたが離婚し、長女が天地の近くに住んでファンクラブの管理を行い、家賃や生活費はファンクラブの会費で賄っているという。彼女の近影が全盛期の頃の写真の下に小さくあるが、過酷だった人生が刻まれた顔である。

   日本中のアイドルになった彼女に、元トルコ(今のソープランド)嬢ではなかったかというスキャンダルが出たことがある。真偽のほどはわからないが、彼女には他のアイドルにはない親しみやすさがあった。なぜか彼女の歌はゲイたちに好まれ、新宿二丁目のクラブ「白い部屋」やゲイバーで「彼女」たちが手をつないで「ひとりじゃないって、素敵なことよ~」と絶唱していたことを思い出す。

   新宿でお袋さんとおにぎり屋を開いたこともあったな。デビュー5年後に体調を崩し、徐々に芸能界からフェードアウトしてしまった。足立区に住んでいたときはアパートの壁が薄かったため、河川敷で歌っていたという。彼女は今でもレッスンを欠かさない。アカペラで1時間半かけて誰もいない自分の部屋で歌うそうだ。記者にも「水色の恋」を披露してくれたそうだが、前歯が一部欠けているので時折息が抜けてしまうが、よく通る声は昔と変わらなかったという。

   70年代を語る上で欠かせないアイドルも還暦かと思うと、自分も長いこと人生を歩んできたなと思わざるをえない。どこかで彼女の手記を出さないかね。団塊世代は買うと思うよ。

やっぱりパチンコは不況に強い!日本の金持ち上位にメーカー社長ズラリ

   「週刊現代」は「実名公開!日本の金持ち1000人」という大企画の「前編」がトップ記事。取材に手間暇かけた努力は買うが、東日本でいえば毎度おなじみの顔ぶれがずらりと並んでいる。

   1位はソフトバンク創業者の孫正義で約93億9600万円。2位がユニクロ創業者の柳井正で約51億円。3位はパチンコメーカーのユニバーサルエンターテインメント創業者の岡田和生で約36億円。8位にもパチンコ・パチスロなどの遊技機大手セガサミー創業者の里見治が約23億6000万円。パチンコ機製造大手SANKYOの創業者毒島邦雄が約21億円で11位に入っているから、不況になってもパチンコは強いことを立証している。

   私の好きな競馬界からは、ディープインパクトなど良血な種牡馬を多数繋養する「社台スタリオンステーション」を持つ社台ファーム代表の吉田照哉が12位で約20億円、同じ代表の吉田勝己が約15億円で17位に入っている。

   各県ごとに1位から20位まで実名で公表してあって、それなりにおもしろいのだが、こちとらのように由緒正しい貧乏人にはしょせん無縁の話である。

「幸福の科学・大川隆法」ホントかね?元女性秘書に全裸で「性の儀式」

   「週刊文春」は今週も頑張っている。「幸福の科学大川隆法『性の儀式』一番弟子が懺悔告発!」では、大川総裁の一番弟子といわれ、今年除名された種村修(56)が実名で語っている。なかでも総裁に宛てた手紙にある、種村が相談を受けた元女性秘書の内容がすごい! 全裸になった大川総裁の足の間に、やはり全裸の彼女が正座して座り、ある行為に及ぶ。そしてこう書いている。

「総裁先生と最後まで愛し合う行為が終了したあと、総裁先生が彼女に向かって合掌して、感謝の気持ちを表現してくださるお姿を見て(省略)非常な罪悪感がこみ上げてきたそうです」

   彼がこの手紙を書いたのは、「これまで総裁先生のセクハラによって信仰が傷つき、今もなお普通の生活ができないまでの心身の苦痛に陥っておられる女性が何名もいるという事実を知り、看過できない気持ちになったからです」という理由からだという。

   何ともすごい話ではないか。もちろん幸福の科学側は「事実無根」と否定しているが、この教団のスキャンダルはどこまで拡がるのだろうか。

日経新聞社長と経済部女性デスク「お泊り編集会議」文春記者に「取材不足だ!」

   文春の「スクープ撮!」、今週は日経新聞の喜多恒雄社長(65)に刃を向けた。まずは5月28日(月)、午前10時。新宿にある高級マンションから喜多社長が姿を現しハイヤーに乗り込む。そのわずか10分後に、薄いグレーのスーツ姿の女性が現れる。この女性は日経新聞経済部デスク(50)。彼女はニューヨーク総局の現地採用で、当時の上司が喜多だという。2人の姿はグラビアでも拝める。

   喜多社長の会社登記簿上の住所は妻が住む鎌倉市だが、週の大半はこのマンションに住んでいるという。彼女も自宅は文京区だが、喜多の住むマンションに足繁く通っているそうである。取材班が確認しただけでも5月30日、6月3日、24日にこのマンションに泊まっているというのだ。かなり長期にわたって喜多社長の動向を張っていたことがわかる。

   取材班は喜多社長にインタビューしているが、彼女が泊まったことも、情実人事をしたこともないと否定し、「だから取材不足なんだよ、君は」と真っ赤な顔で怒鳴って出て行ってしまったそうである。

   社長と部下との「ただならぬ関係」といえばよくある話だが、これが言論機関の長であり、しかも日経は文春の広告を「記事は事実に反する」と掲載拒否したというのだから穏やかではない。さらに日経は、文春側を名誉毀損で提訴するそうである。記事を読む限り、文春も不倫関係にあるとは断定していない。だが、長たるもの、部下のデスクとの特殊な関係が社内で噂されるのは不徳の致すところであろう。この情報は間違いなく社内から漏れたに違いない。訴えれば社内のゴタゴタを法廷で晒すことになりはしないか。

   それにしても読売といい日経といい、大メディアのトップの良識がこれほど問われているときはないだろう。そういう意味でもメディアの危機は深刻である。

週刊ポスト袋とじ「謎の美女YURI」そそられるオナニーヌード!何者か?

   さて、このところ軟派記事に精彩がないと現代、ポストを叱咤してきたが、今週はいいよ~。まずはポスト。「謎の美女YURI」を前と後ろのW袋とじにしてきた。この欄でも何度か触れているが、このYURI、なんともいえない雰囲気をもった女性である。

   かなり前から後半の見開きグラビアを使って、何気ない日常の清楚な姿と、彼女のヌードを何の説明もなく載せていたが、これがじわじわ評判になったのだろう。グラビアの中にこんな言葉が小さく書かれている。「YURIって、誰? 日本人? ネットで調べたけどわからん。 何か、異様にエロ…。あんまり脱がさないでください」

   そう、やや愁いに満ちた表情と整った顔立ち、清楚な装い。そんな彼女が部屋でオナニーをしている。納屋のようなところで下半身を露わにしているのも、オナニーのあとか。あまり男の影を感じさせない女である。最後のページ、グラスを持ってはにかんだようにかすかに微笑んでいる彼女を見ていると、日本ではなく中国か東南アジア系かもしれないなと思えてくる。グラビアアイドル界に久々に現れた大型グラドルであることは間違いない。ポストはいい女性を見つけたものだ。

   一方、現代の袋とじは「過激」さにおいてポストを上回る。オーガズムを迎えると女性の体はどのような変化が現れるのか、その瞬間を撮影したとある。よくある手法ではあるが、今回は目を見張るほど過激である。

   見開きに女性が2人。水沢真樹と当真ゆきとある。2人がマスターベーションを始め、だんだん絶頂を迎えていく。時間の経過とともに、閉じていた足が開き、最後は大きく開いてその瞬間を迎える。それを下半身のほうから撮っている。すごい! ヘアはもちろん、ヘアに隠れている秘所へ指をあてているところまで写っているのだ。もちろん秘所そのものは写っていないが、私のようなヘア・ヌードの元祖から見ても、なかなか刺激が強い。

   次のページでは別の女性2人が絶頂を迎えた瞬間が載っている。最後のページは、女性を絶頂に導くのは「性感脳」を開くことだとアダム徳永が話しているが、これはどうでもいい。こうした過激なものはネットの動画サイトに行けばいくらでも無料で見られるが、雑誌でやるのはなかなか勇気がいることであろう。この2つの袋とじは必見だ!

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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