2024年 3月 29日 (金)

<斉藤さん2>
スカッとしない斉藤さん!「ぼく、イジメられてるんだ」息子の告白にただ悩むだけ

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   悪いことは悪い!とスパンと言い切る主婦・斉藤さん(観月ありさ)が、世にはびこる理不尽と戦う痛快世直しドラマのパート2だ。パート1からはや5年。息子・潤一は幼稚園から小学生に成長したが、夫はあいかわらずの単身赴任で、息子と2人暮らしの斉藤さんである。

なんだか「親子のつながり」教訓ドラマのようで…

   8月17日(2013年)放送の第6話は、息子(谷端奏人)がクラスでイジメに遭っていることを知った斉藤さんが、どうすることもできずに悩むお話だった。いつもの斉藤さんならすぐに学校に乗り込んで、イジメている子供たちに説教しそうなものだが、さすがに息子のこととなるとそうもいかない。そのあたりのジトっとした感じが、いつもの斉藤さんらしくなくてスッキリしない。

   イジメの場面がリアルで見ていてつらかった。パート2は息子の役どころがなんだか地味だなと思っていたのだが、このイジメのエピソードのためだったのかと納得した。とくに、斉藤さんに「ぼく、イジメられてるんだ」と打ち明けるシーンは秀逸だった。

「最初はなんかおかしいなって。しゃべってくれなくなって、サッカーとか入れてもらえなくなって、机の上に落書きされて、チクリ菌っていわれて、靴、隠されて…」

   泣きながら訥々と訴える潤一に胸が詰まる。そのまま泣き疲れ寝入ってしまう。シーン変わって真夜中――。夜空の瞬く星を見上げながら、斉藤さんは「まだまだ知らない世界があるでしょう。世界は広いの。お父さんも外国で一人で闘っているの。最初は大変だったって、言葉も通じないし。でも今は人気者なんだって。潤一のこれからは長いんだよ」と話しかける。潤一は翌日、イジメっ子と話し合うと決意する。

   子供がいじめにあった時にはこんなふうにすればいいという話だったが、果たして実際はこんなにうまくいくだろうか。とはいえ、親は子どもをしっかり見ていれば多少のアクシデントは乗り越えられるというメッセージは伝わった。

   潤一をイジメていたのは、斉藤さんと対立する玉井(南果歩)の息子・大和(玉元風海人)で、イジメの理由は「お母さんが喜ぶと思って。お母さんは斉藤さん嫌いでしょ」とかなんとか。子供は親をよく見ているという教訓が込められているのだろう。

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