2024年 4月 27日 (土)

解散・総選挙!「12月14日投開票」安倍自民勝てるのか?野党どこまで復調?

野党一本化できれば自民党過半数割れの232議席。野党分裂なら258議席

   週刊文春によれば、「前回衆院選と比較して、二つのトレンド変化がある。一つは、自民党への追い風が前回ほどではないこと。そして、維新の党を巡る状況の変化である。

   こうしたトレンドを加味した上で、前回衆院選、参院選のデータを基に、全小選挙区の議席予測を行った。比例区については不確定要素が大きいため、前回の獲得議席のままとした」という。その結果、民主、維新、みんなの党、生活の四党が候補を一本化する「野党結集」の成否が獲得議席を左右すると見ている。

   野党の候補一本化ができなかったケースでは、自民党は37議席減らすものの、258議席を獲得して自公で290議席に迫る。野党結集が実現した場合は、前回選挙で民主、維新、みんな、生活の候補が獲得した票の合計が、勝利した自民党候補を上回った選挙区を抽出して分析したそうだ。

   シミュレーションは2パターン。1つは自民党に逆風が吹かない場合。野党4党の合計惜敗率が140%以上の場合に逆転できると想定した。このケースでも自民党は257議席となる。

   自民党に逆風が吹いた場合は、野党4党の合計惜敗率が120%以上でも逆転できると想定し、自民党は63ものを選挙区で逆転を許し、232議席にとどまるという。自公で過半数は維持できるものの、自民は単独過半数を失う形になる。

   野党が結集しないように、策士の菅官房長官はこういう手を打っていると自民党選対幹部が明かしている。

   <「菅義偉官房長官は、野党結集を阻止することが自民党勝利に直結することを見据えて、ずっと楔を打ってきました。橋下徹共同代表、松井一郎幹事長の維新、渡辺喜美前代表のみんなの党の二つのルートがあります」

   対する民主党も結集の流れを強めているそうだ。民主党議員がこう話す。<「民主党は候補者の決まっている百三十の選挙区以外は、どんな協力でもやるというスタンスです。岡田克也元代表が担当となり、選挙区調整を進めている。原理主義で知られる岡田氏ですから、党内の抵抗を押し切って一本化を進めると見られています。政権追及で野党の足並みが揃っているのは、その先の選挙協力を見据えているからでしょう」>

   私は、安倍首相の思惑や菅官房長官の根回しが「凶」と出るのは間違いないと考える。なぜなら、国民の大多数は憲法九条を蔑ろにした戦争のできる国への重大な進路変更、大企業への目に余る優遇措置、盲目的なアメリカ従属という安倍政権に対して、堪忍袋の緒が切れかかっているからだ。こんなに好機が早く訪れるとは、私も思っていなかったが、これまでの安倍首相のやり方に「ノー」を突きつけようと考えている国民は、彼らが想像している以上に多いこと間違いない。

   野党結集に期待はしていない。自民党以外の政党に1票を入れる、それだけで先にあげた国民を無視したやり方も原発再稼働も止められるのだ。千載一遇のチャンスである。

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