2024年 4月 25日 (木)

「子どもの歯科矯正」医師会に相談の56%が不適切治療!研修・経験乏しい医師増加

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

<子どもの歯 矯正トラブル>子どもの歯科矯正トラブルが増えている。「咬みにくくなった」「診療の説明がない」「事後報告で100万円請求された」などだ。日本臨床矯正歯科医師会が調査したところ、昨年(2014年)1年間で転院相談した子ども(18歳未満)517人のうち56%が不適切な治療を受けていたという。

必要な検査もやらずにいきなり矯正器具

   横浜市の伊東宏紀さん(11)は6年前から矯正治療を受けていたが、父の正行さんは前歯が横一列になり角ばったようになってきたのが気になった。転院の情報をネットで調べて、別の医者を受診して驚いた。「本当は歯科矯正治療にはこんなに検査を行うものなのかと思いましたね」

   横浜市・青葉区の歯科矯正専門の稲毛磁自医師は、ここ3年ほどで矯正治療の不具合が増えていることに気付いた。「矯正治療のための必要な検査がされていないんです」と話す。日本臨床矯正歯科医師会の前田眞琴副会長は「矯正を望む患者さんが増えて、担当するドクターも増加しているが、なかには研修を十分に受けずに治療をしている医師も増えているんです」という。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中