2024年 3月 29日 (金)

<マザー・ゲーム~彼女たちの階級>(TBS系)
決め台詞キマらない連ドラ初主演・木村文乃!ドラマ見せ場で拍子抜け・・・

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   名門幼稚園が舞台の母親たちのドラマと聞いて、すぐに前にフジテレビ系で放送された「名前をなくした女神」(2011年4~6月)を思い出した人も多いだろう。ウラオモテだらけの会話、嫉妬、噂話、見栄、嘘、裏切りがママ達の間で交錯するというなんとも疲れる話の基本は同じだ。ボスキャラのママあり、子供のお受験費用やママ友交際費を捻出するために水商売に手を出すママあり、プチ不倫ママありと、登場人物の設定も一緒である。最初は「名前を~」のリメイク? いやむしろ再放送かと思ったぞ。

見たことあるよなセレブママたちのドロドロ劇

   「名前を~」がドロドロしたママ友の世界を生き抜いた普通のサラリーマン家庭の妻(最後はお受験に見事合格)を描いたのに対し、こちらはもっとセレブだらけの幼稚園で、バツイチシングルマザーの主人公・蒲原希子(木村文乃)が、自分の思いをストレートに口に出し、周りの母親たちの考えや行動を変えていくという仕立てとなっている。ま、いっそう格差が広がった現実を反映しているのかもね。

   ともあれ、同一の価値観を持つ集団の中に異分子が入ることにより、その集団が変化し成長する物語であり、それ自体はよくあるわかりやすい形である(でも「マザー・ゲーム」というタイトルは合っていない。ついでにサブタイトルが余計)。

   セレブ幼稚園が舞台ということで、漫画的セレブの世界(年収何千万円、豪邸に住み、送迎は高級車、高級ブランド品で固めた隙のないメークとファッション)が垣間見えたり、表面上は優雅なママたちがそれぞれに抱える苦しい実情(ギャンブル依存、姑のモラハラ、夫の不倫など)にドキドキしたり、かと思えば親子愛にホロリとさせられたりと、そこそこ楽しめる内容になっている。Superflyの主題歌も女性の強さを感じさせて良い。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中