2024年 4月 23日 (火)

「マイナンバー詐欺」引っかかるところだった!「あなたの番号で買い物。名義貸しで刑務所行き」

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   マイナンバーの通知が届いて、不審な電話や詐欺被害が増えている。「先月(2015年10月)から全国の消費生活センターへの相談件数が急増しているようです」と吉田真人アナが国民生活センターを訪ねた。相談情報部の担当者は「思いのほか増えているので驚いています。制度を熟知していないところに付け込む悪質集団のようです」と話す。

入れ替わり立ち代わり5時間で20件も電話

   ある地方都市に住むみよこさん(仮名・77歳)は会社員の息子と2人暮らしで、10月(2015年)初めにまだ通知カードも届いていないのに不審な電話がかかってきた。「いきなり、あなたのマイナンバーが使われていますっていうんですよ。えっ!と思いましたよ」

   電話は決まって息子が仕事で不在な午前11時近くだった。電話の男は市役所の生活環境課のフジタと名乗り、「あなたのマイナバーが東京の介護用品の会社に流出している」という。「変だな」と思ったみよこさんがすぐ電話を切ると、直後に介護用品を扱う会社のアベと名乗る男から「介護ベッドを買わないか」とかかってきた。しかも「あなたはマイナンバーを使って会員登録済みです」と言う。

   みよこさん「私は覚えがないし、会社の名前も知りませんといっても、でもそうなってますというんですよ」

   すると、再びフジタからかかってきて、「あなたのマイナンバーカードで市が生活環境課用のベッド20台、2000万円を購入した」と言う。さらにアベからも「あなたのナンバーで会員でないフジタがベッドを買うのは転売になり、名義貸しの罪に問われます。刑務所行ですよ。市のフジタが支払った2000万円が国税庁に差し押さえられた。取り戻すために2000万円の一部の200万円を負担して欲しい」と脅された。

   吉田アナ「追い討ちをかけるように、国税庁職員と名乗る男からも電話があり、『あなた刑務所に入ったら家族はどうなるだろうね』などと、5時間に20件以上続きました」

   みよこさん「怖いですよ。みんなで脅されるんですから」

   帰宅した息子がみよこさんの様子がおかしいのに気付き、警察に届けて未然に防がれた。

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