2024年 4月 26日 (金)

蜷川幸雄「親バカの素顔」育児書熟読して体壊すほど熱心だった子育て!妻の宏子さん「家族は怒鳴られたことありません」

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   スリッパは飛んでくるわ、灰皿は飛んでくるわ、果てはイスまで。厳しい指導で知られた演出家の蜷川幸雄さんは、普通なら「うるさいオジサン」として敬遠されるはずだが、葬儀には芸能関係者や著名人ら約1300人が別れを惜しんだ。「世界のニナガワ」はどうして関係者に愛されたのか。

   妻・宏子さんは笑いながらこう言う。「私たち(家族)には灰皿投げられたことも怒鳴られたこともなくて、すごい優しい人でしたよ。デリケートな、神経が細かすぎるぐらい神経をつかう人でしたね。そういう風には見せないけどね」

   長女・蜷川実花さんが生まれたときは育児書を熟読し、体を壊すほど熱心に面倒を見たという。

大竹しのぶ「怒鳴っていながら、一番優しい人でした」

   蜷川の10作品に出演した女優・大竹しのぶはこう振り返る。「(俳優を怒鳴りつけた後)、そーっと私のところに来て、『ねぇ、俺、言い過ぎた?』とか聞いてくるんです。私が『大丈夫。それは愛だから分かってる。大丈夫、通じるから』って言うと、『だよね。ちょっとフォローしておいてくれる』とか。そういう可愛いところがあるんです。あんなに怒鳴っていながら、一番気にしているし、一番優しい人でした」

   20歳の時に蜷川さんの舞台に抜擢されながら、時に意見が食い違い、7年近く距離を置いていたこともある小栗旬は、今だからこそとこう言う。「次のステップアップをさせるために、これが必要であるっていう情報を事前に仕入れてくれていて、『今の小栗にはこういうことが必要かな』ということを考えて、それに僕が気づくまで闘い続けてくれたんだと思います。いま自分がそれをできるかと言われたら、なかなかできることじゃないと思うんですよね。蜷川さんがここまで自分のことを押してくれなかったら、間違いなくいま自分はこんな形で仕事をしてないと思うので、やっぱり蜷川さんのおかげだなと思うことはすごくありますね」

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