<不機嫌な果実>(テレビ朝日系)
夫だけでは満たされない!?古めかしいねえ~それもそのはず25年前の林真理子原作

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   いやー、なんとも古めかしいね。それもそのはず、原作はまだバブルのシッポが消え残る1995年から96年にかけて『週刊文春』に連載された林真理子の小説だ。当時はまだ週刊誌文化が今ほど凋落してなかったし、『週刊文春』は『週刊朝日』と拮抗して、オジサン世代にけっこう読まれていたから話題になったものだ。年配の男性には「夫以外の男とのセックスはどうしてこんなに楽しいのだろうか」という衝撃の(?)フレーズがまだ記憶に残っている人もいるのではないだろうか。

   私はあまり林真理子が好きではなかったので原作は読んでいない。以前にもドラマ化されたようだが(97年TBS系、石田ゆり子主演)、それも見てないので、今回初めて「ああ、こういう話だったのか」と思った次第である。

   じつはその後の林真理子も読んでないので今はどうなのかよく知らないのだが、ドラマを見て、当時好きになれなかった訳が改めて分かった気がした。基本的に女に対する悪意、したがって人間に対する悪意が感じられるからである。私は浅薄な善意も嫌いだが、浅薄な悪意も嫌いだ。

橋本マナミ「肝っ玉母さんセクシー版」似合いそう

   まあ、でもここは軽くいってみよう。ヒロイン・麻也子(栗山千明)が「私だけが損をしているのではないか」と思っているところは、バブルの頃、損得でものを考え、世の中のみんなが得をして幸せなのに理不尽にも自分だけが取り残されていると感じていた人が実は多数派だったことを懐かしく思い出させてくれる。

   ヒロインの大学時代の友人は久美(高梨臨)と玲子(橋本マナミ)だが、橋本マナミはどう見てもあとの2人と同い年には見えない。金曜日夜遅くという時間帯でもあり、「エロい」と売り出しの橋本マナミを起用するというサービスをしたのだろうが、彼女って男にはそんなに魅力的なのかい? 老け顔(とくに目もとが)のドッスーンとしたオバサンにしか見えない。栗山千明と高梨臨はいいですよ、もちろん。

   ホンモノのオバサン(私ですね)の嫉妬と言われればそれまでだが、この路線でも壇蜜は嫌いじゃないんだけど・・・。橋本マナミは「きれいめ」をあきらめて肝っ玉母さんの迫力セクシーみたいな線をねらった方が生きるのではないだろうか。もっとも、演技力をもっとつけなければならないが。(金曜日よる11時15分~)

(カモノ・ハシ)

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