2024年 4月 16日 (火)

米軍三沢基地まで狙える北朝鮮弾道ミサイル 「新たな脅威」となった4発同時発射訓練

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   北朝鮮が6日(2017年3月)午前、弾道ミサイル4発を立て続けに発射し、秋田・男鹿半島の西300~350キロ地点に落下した。北朝鮮が異なる攻撃目標を想定して弾道ミサイルを4発同時発射したのは初めてで、自衛隊の迎撃がより困難になったことを示している。

   安倍首相は「今回の弾道ミサイル発射は北朝鮮が新たな脅威となったことを明確に示すもの」と明らかにしたが、そこで番組でも「新たな脅威」とは何か? を伝えた。

   今回の弾道ミサイルは、北西部・東倉理付近から通告なしに発射され、いずれも1000キロ前後離れた日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられている。

   北朝鮮の弾道ミサイル発射は、日米首脳会談直後の先月12日に発射されたのに続いて今年で2回目。その狙いについて朝鮮中央通信は7日朝、「在日米軍攻撃用弾道ミサイルの4発同時発射訓練に成功した」と伝えた。

   発射実験が日本にある米軍基地へのミサイル攻撃だったことを明確にした形だが、稲田朋美防衛相は「1日から始まった米韓連合軍事演習の実施への反発である可能性が考えられる」とコメントしている。

   また、先月の北朝鮮のミサイル発射に対しトランプ米大統領が「北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの発射事件をする構えを見せた場合、アメリカは軍事攻撃をすることもあり得る」と述べたことへの反発ともとれる。

ミサイルはアメリカに選択迫るメッセージ?

   番組にゲスト出演した共同通信の磐村和哉編集委員は「秋田沖に落下したが、延ばせば青森の米軍三沢基地を狙える。北朝鮮も考えていると思う。トランプ政権に対し攻撃か交渉か、選択を迫るメッセージが込められているのではないか」と指摘する。

   しかし司会の小倉智昭は「攻撃なら北朝鮮は徹底的にやられますよね」。この疑問に磐村は「金正恩体制を10年~20年継続していく安全保障上の担保、保証をアメリカから取り付けたい思いがあるのだろう」と答えた。

   交渉を勝ち取るための脅しというわけなのだろうか。磐村は「次に発射するのは大陸間弾道ミサイル(ICBM)が予想される」という。

文   モンブラン
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