永田議員は謝罪記者会見で、「送金指示メール」の情報を仲介したとされるフリー記者の身元を明かさなかったが、週刊誌、夕刊紙、ネットの世界では実名が飛びかっている。しかも、お金のからみや怪しい人物の存在も噂され、周辺はドロドロだ。

疑惑記者N氏は、富裕層向け雑誌の発行も手がけていた
週刊文春の2006年3月9日号は、疑惑記者N氏の実名を出して大特集を組んだ。同誌によると、本人から直接取材した際、N氏は自分の仕事のパートナーが本当の提供者だ、という主張を続けた。ただ、永田議員の周辺の取材などから「(永田議員に)偽メールを渡したのはN氏に間違いない」と断定している。さらに、N氏が「ネタもとは女性だ」と明かしたことや、メール作成者とおぼしき人物が存在することなどを暴露している。
週刊新潮も「民主崩壊メール」とのタイトルで特集を組み、実名で「悪質極まりない男」と決め付けている。一方、自民党の平沢議員は3月1日のテレビ番組で、「永田議員は疑惑記者から情報をカネで買った疑いが強い」と発言している。その理由として、N氏が週刊誌などもマスコミに「送金指示メール」の情報を買ってくれるよう申し入れていることを挙げ、「(カネの)ほかに情報を流す理由が見つからない」としている。
ネットの世界ではすでに2月末に、掲示板やQ&Aサイトで「疑惑記者の名前を教えてください」とか「N氏はどんな経歴なのですか」といったやり取りが飛び交っていた。
さらに、N氏と仕事のパートナー、さらに民主党議員秘書の3人につながりがあり、それが偽メール騒動に発展した、と報じるネットメディアもある。
また、にわかには信じがたいが、「暴力団とのつながり」や「株式市場との関係」を指摘するブロガーもいる。平沢議員も再三「周辺は非常にドロドロしている」と思わせぶりな発言をしている。