メール偽造 主犯は誰なのか
2006.03.03 13:05
永田議員の自作自演説は可能性薄い
自民党の平沢議員はテレビ番組で再三、「(カネの)ほかに情報を流す理由が見つからない。永田議員はフリー記者から情報をカネで買った疑いが強い」と発言している。
さらに、捏造の経緯について、独自の調査からこう見ている。
N氏は堀江前社長から武部幹事長に渡ったカネがあるに違いないと信じ込んだ。それで、知り合いのライブドア関係者に資料を出してほしい、と強引に頼み込んだ。しかし、ネタは見つからず困り果てた情報提供者は、メールを偽造しN氏に渡した。
一方、独自の調査を続けている民主党の河村たかし議員は、3月3日のテレビ番組で、「N氏が偽造した、または偽造を指示した疑いがある。情報提供者とされるライブドア関係者は存在しない可能性が高い」と発言している。また、金銭のやり取りについては、明確なコメントを避けた。
ネット上では、一部で永田議員の自作自演説が唱えられているが、その可能性は薄いようだ。
いずれにせよ、N氏がキーパーソンで、彼が経緯を明らかにすればすぐ解決する問題だ。
読売新聞が3日付けの紙面で報じた世論調査によると、「民主党の責任のとり方 納得できぬ」が70パーセントに上っている。
民主党の鳩山幹事長は3日昼の両院議員総会で、「永田議員にメールを仲介した記者に何らかの法的措置をとることも考えなければならない」と述べた。また、前原代表も「名前の公表も含めて検討する」と語った。