もうさぼれない 監視する携帯発売
2006.06.14 18:29
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発売元は「サービス残業が減らせる」というものの
発売元はJINビジネスニュースの取材に対し、
「これまでは、工事現場やキオスクなど、タイムカードが使えない職場も多かった。このシステムで正確な記録が可能になるので、不正な打刻、ひいてはサービス残業が減らせる」
と、働く側へのメリットを強調する。
この製品、発売元でも「いまのところ、数件問い合わせがあった程度です」というように、まだ特に注目されている訳ではない。同社では、1年間に2,000ユーザの獲得を目指している。
だが、早くも
「外回りの勤務監視は社員のモチベーション等に悪影響も考えられるので、よくよく考えながら導入する必要があると思う」
という指摘をするブロガーもいる。
週刊ポスト6月16/23日号は4ページを割いて「私たちは社内メールで左遷・解雇された」という特集を掲載した。メールに書いた上司の悪口が筒抜けになって左遷されたケースや、勤務時間中にメールで株取引をしていたことがばれて解雇されたケースなどが紹介されている。ビジネスパーソンの間では、「私用メールには気をつけよう」という考えが浸透している。次は、「携帯監視」。ビジネスパーソンにとって、ますます気が抜けない時代になりそうだ。
【JINビジネスニュース編集部より】
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