2024年 4月 19日 (金)

「ちょいワル」編集長退社 「LEON」大丈夫か

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   「ちょい不良(ワル)オヤジ」などの言葉の生みの親、「LEON」編集長の岸田一郎氏が、発行元の主婦と生活社から退社することが決まった。後任の編集長は「それなりの雰囲気の人物」(同社)だが、ワルともいえず「ちょいフツー」。どんな路線を打ち出すかが注目されている。

   岸田氏は、いまやファッションへの意識が高い30代男性たちのカリスマ的存在だ。10万部の発行部数をほこる「LEON」の大躍進も、岸田氏への注目度の高さが支えてきた。「LEON」「NIKITA」の広告収入も年間約20億円に上るとも言われているが、スポンサーのブランド・メーカーのなかにも熱狂的なファンも多い。退任によって、ブランド・メーカーが「手を引く」可能性を示唆する報道がされ、「LEONは大丈夫なのか」と懸念する声も上がっている。

岸田「ちょいワル」路線は継承しない?

   主婦と生活社は、J-CASTニュースの取材に対し、「会社としては継続して発行できると考えている。(ブランド・メーカー)が手を引いたりしないという判断だ」と答えた。発行部数も当面変更する考えはないという。
   気になるのは、岸田氏の後任の編集長だ。「LEON」「NIKITA」はすでに新編集長の西園寺薫氏のもとで編集が始まっている。このひとも「ちょいワル」で売り出して、岸田路線を継承するのかというと、どうもそうではないらしい。
   主婦と生活社は、「西園寺氏は『ちょいワル』なのか」との質問に、

「う~ん、『ちょいワル』はひとの見方にもよりますからねぇ(笑)。でも、いままでファッション誌で活躍しているひとだし、それなりの雰囲気ですよ」。

   岸田氏のようにメディアに露出して、「LEON」「NIKITA」の販売促進をはかる路線はとらないようだ。「無精ひげ」「サングラスを頭にかける」「シャツは第2ボタンまであける」がトレードマークだったが、同社によると新編集長の西園寺氏は「そこまではやってない」という。「ちょいフツー」な編集長のもとで、これからの「LEON」がどうなるのか関心が高まっている。

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