2024年 3月 29日 (金)

今度こそ追加利上げ?日銀が金融政策決定会合

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日本銀行は2007年1月17日、18日に開く金融政策決定会合で、追加利上げを決める方向で最終調整に入ったと、12日付でロイター通信が報じた。これに対して政府与党は相次いで強く牽制する発言をしている。
06年12月の決定会合では、「消費がなお弱い」として追加利上げは見送っていたが、ロイターによると、「1月利上げに踏み切っていいのではないか」という意見が決定会合メンバーである審議委員の多数を占めているという。
一方、自民党の中川秀直幹事長は14日、愛知県豊川市の講演で「政府と金融当局、日銀の景気判断は一体でなければならない」と述べ、日銀の月内の追加利上げに反対した。政府が日銀の判断を先送りできる「議決延期請求権」の行使をちらつかせるなど、かなり強硬な姿勢にある。また、大田弘子経済財政担当相も14日のテレビ朝日の番組で「今は消費が弱くなっている。デフレ脱却の道筋をどう描くのか説明責任を果たしてもらいたい」と語り、15日には塩崎恭久官房長官が記者会見で「日銀は政府の政策との整合性を」と、利上げの動きを牽制した。
日銀の動向をウオッチしている東短リサーチの加藤出チーフエコノミストはJ-CASTニュースの取材に、「日銀は強い意欲をもっているようだ。追加利上げはあるとみている」と話している。

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