2024年 5月 3日 (金)

日産新本社ビル作る余裕あるなら 国内で売れる車開発すべき、という声

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「インフィニティ」の国内展開困難?

   一方、トヨタ自動車が05年から高級車販売店「レクサス」の展開を始めたことを受けて、日産も米国などで展開する高級車チャンネル「インフィニティ」の国内展開を検討してきた。しかし、国内販売の極端な不振を受けて、今、その計画が暗礁に乗り上げる可能性も出てきた。
   日産は06年11月、12代目となる「スカイライン」の新型車を発売した。このスカイライン、海外では「G35」の名称で販売されており、米国などのインフィニティチャンネルでは台数が出る最量販車だ。これを日本でスカイラインの名称をそのままに、日産車販売店での発売に踏み切った。これによって、国内でインフィニティを展開するにしても、最量販車を失ったことになる。
   現在の日産車のラインアップからインフィニティブランド車を引き抜くことは日産販売店への影響も大きいため、複数のインフィニティ専用車を開発する必要が出てくる。今の日産に、複数の高級車を新規に開発する力があるのだろうか。

   日産は1月20日、横浜で新本社ビルの起工式を行った。09年10月の完成を目指し、総額420億円もの巨費を投じる。ある日産車販売店の店長からは「そんな余裕があるなら、国内で売れる車を開発してくれよ」といった嘆き節も聞かれる。

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