2024年 3月 29日 (金)

「オシム」風向きが変わる スポーツ紙に「辞任」論

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   サッカー日本代表がアジアカップ初戦で格下のカタール相手に痛恨のドローを喫した。これまでイビチャ・オシム監督については肯定的な評価が多かったものの、ここへきてオシム監督を疑問視する声がネット上で噴出している。3連覇がかかる大会の初戦で躓いたことで、スポーツ紙もオシム監督の「進退」について言及するものまで出てきた。

選手に「お前たちはアマチュアだ!」

「痛恨ドロー」でオシム監督の「進退」に言及するスポーツ紙も
「痛恨ドロー」でオシム監督の「進退」に言及するスポーツ紙も

   2007年7月9日、B組の日本はアジアカップの初戦にカタールと対戦し1―1の引き分けに終わった。後半16分、高原(フランクフルト)が今野(FC東京)の折り返しを左足で合わせて先制。日本は、終始試合を支配し続けたが、決定的チャンスを「オシムチルドレン」(オシム監督の教え子)である山岸智、羽生直剛(ともに千葉)らが立て続けに外し、後半43分にカタールに直接FKを決められ、結局引き分けで終了した。
   試合直後のインタビューでは、オシム監督は最初からテレビ朝日のリポーターと対峙。

「勝ち点3が手元からスルリと抜け出してしまった印象ですが・・・」

という質問に激高し、

「試合を観ていればどういう結果か分かると思いますけど。え?あなたはこの結果についてどう思うんですか?質問をもう少し考えてくださいよ!」

となじった。翌日のテレ朝のワイドショーでも「(アナウンサーは)とばっちりを受けてましたね」「怖い」と評されるほどの「ケンカ腰」だった。
   怒りはロッカールームまで続いたようで、各紙の報道によれば、

「お前たちはアマチュアだ!俺はプロだから死ぬ気でこの試合に懸けていたが、おまえたちはそこまでいっていなかった」

と選手に怒りをぶちまけたという。さらに、どういうわけか通訳が号泣し、オシム監督の言葉を訳すのもままならなかったというのだ。アジアカップ3連覇が期待されているだけに、初戦ドローはオシムも激怒するほどの「痛い」ものだった。

   これまで、トルシエ監督、ジーコ監督時もアジアカップで優勝。両監督にとって、アジアカップで4強に入らなければ進退が危うくなるというまさに「クビのかかった」大会だった。さらに、アジアカップで優勝を逃せば、W杯開催前に行われる「プレW杯」にあたるコンフェデレーションズ杯への出場権がなくなり、ワールドカップへの調整さえも懸念される。そんな過去と未来のかかった「アジアカップ優勝」なのである。

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