2024年 4月 30日 (火)

景気減速下の08年春闘 前年と同じ1000円巡る攻防か

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

経営側は「好業績には一時金で応え、賃上げには抵抗」

   電機労連も「業界全体の業績が改善する中、労働者への配分が必要だ」と主張する。電機各社の労組の賃上げ要求は2000円で足並みをそろえ、前年並みの水準。経営不振で賃上げを見送ってきた三洋電機の労組は01年以来、7年ぶりに要求を復活させた。

   しかし、経営側は「原材料費高騰などで経営環境は厳しく、賃金水準の引き上げを議論すること自体が難しい」(日立製作所の大野健二常務)などと反論。好業績には一時金で応え、人件費全体の底上げにつながる一律の賃上げには抵抗する姿勢を崩していない。

   民間調査機関の労務行政研究所は、労使の幹部らに1月中旬までに実施した調査(回答364人)に基づき、08年春闘の賃上げ額を「前年と同じ1000円をめぐる攻防になる」とみている。ただ、1月下旬以降、景気の不安材料が増えていることを踏まえ「昨年実績を下回る可能性もある」と指摘している。

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