博士学位謝礼で激震続く横浜市大 今度は「内部通報者の追及」求める
2008.04.03 11:23
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医局に所属する准教授や講師11人が署名
文書は、問題が公表されるよりも1か月以上前の2月12日付けで、医局に所属する准教授や講師11人が署名。理事長と学長に宛てて提出された。文書では
「医局に在籍するものが、医局内の出来事を悪意によって歪曲し伝えなければ作り上げられない内容」
「一緒に研究してきた仲間を犯罪者に引きずり降ろそうとする人間と職場をともにすることに恐怖感と強い嫌悪感を抱く」
などと内部告発者を非難しており、大学側には
「(内部告発者に対する)厳しい責任の追及と猛省をお願いしたい」
と求めている。
いわゆる内部通報制度では、内部告発者を保護することが求められるのが一般的で、内部告発者の責任追及を求めるような動きは異例。
大学側も、J-CASTニュースに対して
「このような申し入れに個別に対応することは、(内部告発者を保護するという)制度の趣旨にそぐわないので、個別の対応は控えています。一般論として、全体的に問題があるということであれば今後対応します」
と話しており、今回の申し入れには対して具体的な対応は行わないことを明らかにしている。医局メンバーに対しても、2月20日付けで「個別具体的な対応は行わない」旨を文書で回答したという。