2024年 4月 26日 (金)

毎日新聞が異例のサイト記事削除 「抗議を受け、調査に入ったため」

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毎日「『誤報』とは考えていません」

   毎日新聞の記事では、埼玉県狭山市内で建てられた賃貸ガレージハウスの出入り用通路が、県条例が規定する2メートル以上より狭い1.2メートルしかないと指摘。建築確認申請では、1階を「物置」にしていたが、民間の確認検査機関の完了検査後に、シャッターを取り付けて「車庫」にしたため、ガレージハウス裏からの通路が出入り用になったと書いている。

   このガレージハウスは、三和ホールディングス子会社が手がけ、シャッターはグループ会社の三和シヤッター工業が取り付けていた。

   狭山市の建築審査課では、三和グループの関わりを除く県条例違反の事実関係については、「毎日の記事は間違っていない」と話す。現在、建築主と施工業者を呼んで事情聴取している最中だとしている。

   もめているのは、三和ホールディングス子会社がどこまで違反にタッチしているかだ。ガレージハウスは、この子会社が企画し、別の施工業者が建築工事を担当していた。毎日の記事では、施工業者が子会社の意向を受けて「物置」を作り、結果として違反建築になったと指摘している。しかし、三和ホールディングス側は、真っ向からこれを否定しているわけだ。

   毎日は、夕刊記事が出た2009年1月9日に、同社ニュースサイトから同じ記事を削除していた。ということは、何か問題が見つかったということなのか。

   毎日新聞社の社長室広報担当では、J-CASTニュースの取材に対し、こうコメントする。

「『誤報』とは考えていませんので、現在三和ホールディングスと話し合いを続けているところです。記事を削除したのは、三和ホールディングスから抗議を受け、調査に入ったためです」

   記事が間違っていたならばともかく、抗議を受けた調査のために削除というのは異例だ。

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