2024年 4月 26日 (金)

定額給付金当て込んだ新商品 温泉地や旅行会社の企画続々

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    1人につき1万2000円(65歳以上、18歳以下は2万円)が支給される定額給付金を当て込んで、温泉地や旅行会社が企画した新商品が続々と登場し始めた。

組合所属旅館なら一律1万2000円で宿泊できるプラン

   日経新聞社がgooリサーチに依頼して実施した調査によると(2009年1月26、27日実施)、定額給付金を「消費に回す」とする人は58%。具体的な使い道は「食費」が20%、つづいて「旅行・レジャー」が11%だった。また、08年11月に実施したヤフー意識調査では、定額給付金は90%の人が受け取るとしている。

   「給付金消費」を当て込んで、温泉地や旅行会社はなんとか旅行客を呼び込もうと必死だ。滋賀県大津の旅館10軒からなる「おごと温泉旅館協同組合」は2009年3月1日から、組合所属の旅館なら一律1万2000円で宿泊できる「定額給付金得々プラン」を開始する。1泊夕朝食付き、平日限定だが、最低でも通常の3000円は安く宿泊できるそうだ。6月30日まで実施する。

   ちなみに、地域振興券が配布された1999年も、同様のプランを用意した。今回も定額給付金の話題とともに観光客を呼び込みたいと意気込む。琵琶湖の周辺にあり、足を伸ばせば比叡山にも行ける、足場がいい場所。また、近江牛が名産品として知られている。

   静岡県伊豆の「伊豆長岡温泉旅館組合」もユニークな試みを開始した。定額給付金をもじった「定額給付券」1万円分を抽選で1000人にプレゼントするキャンペーンだ。同組合に所属する33の旅館で「お泊まり補助券」として使うことができる。はがきかインターネットで誰でも応募ができ、すでに応募は殺到しているそうだ。実施は、2月22日~5月31日。

   担当者は、「やはり100年に1度と言われる不況の中、お客さんを呼び込み、先行き不安を脱却したい」と企画の意図を明かす。「長岡温泉は東京からのアクセスも良く、温泉は肌がつるつるになると評判です。また、新鮮な海の幸も魅力」とPRしている。

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