2024年 4月 24日 (水)

カーネル像の眼鏡投げ込まれた 85年当時と同型「1つだけ残っていた」

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   福井県鯖江市は2009年3月12日、同県眼鏡協会と協力して、24年ぶりに大阪・道頓堀川から引き上げられたカーネル・サンダース像に、新しい眼鏡を贈ることを決めた。像の持ち主である日本ケンタッキー・フライド・チキン社も「できればかけてあげたい」と前向きに検討している。

「眼鏡」は依然として行方不明のまま

85年当時と「同型」のものが贈られる
85年当時と「同型」のものが贈られる

   阪神タイガースが1985年にリーグ優勝した際、興奮したファンに道頓堀川に投げ込まれ、行方が分からなくなっていたカーネル像が、3月10日から11日にかけて上半身、下半身と相次いで発見された。24年ぶりの生還に日本中が沸いたが、カーネル像には欠かせない「眼鏡」は依然として行方不明のままだった。

「眼鏡をかけないと見えないわけですから、話題にもなるし、贈呈を決めました」

と同協会の担当者は語る。贈られるのは、ケンタッキーが日本に進出した70年代初頭から、3~4年前に中国産に取って代わられるまで、長年カーネル像の眼鏡を製造してきた同市サンホープ社のもの。既に製造を中止していたものの、川に投げ込まれた85年当時と同型のものが1つだけ残っていた。

   鯖江市は日本一のメガネ枠産地。国産メガネ枠の9割以上を生産しており、08年、米大統領選で、共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリンアラスカ州知事が同市産の眼鏡を着用していることが話題になった。今回、市はカーネル像に眼鏡を贈呈することで地域産業の振興に一役かう事にした。

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