「リアル」なヒト型ビジョン広告 大阪・梅田駅に魔裟斗登場
2009.03.26 09:49
0
ヒト型のビジョン広告は日本で初の導入
「デジタルサイネージ」と特殊フィルムを応用して作られた「しゃべるヒト型ビジョン広告」は日本では初めてだという。「くいだおれ人形」、「かに道楽」、「グリコ」など、インパクトが強い広告が多い大阪。駅を通る人からは、「リアルやなあと思いました。まさか動くと思わなかった」(20代男性)、「びっくりした。他の広告と違ってインパクトがありますね」(30代女性)と、驚く声も聞かれた。
魔裟斗さんは、
「初めてやることなので、なかなか難しいなとは思ったんですけど、でも出来上がりがとても楽しみですね」
とのコメントを寄せ、
「不況で大変なことも多いと思うけど、いろんな逆境を乗り越えて、不屈の精神を持ち、前向きに頑張っていきましょう」
と呼びかけている。
「しゃべるヒト型ビジョン広告」を開発した住友スリーエム・CG事業部の中島一嘉さん(47)は、こう語る。
「アクリル板やガラスに特殊フィルムを貼ると、すぐモニターに様変わりします。フィルムは形状加工が可能なので、人型をはじめ、携帯電話やギターの形などに切り抜くなど、特徴ある形のモニターで動画PRが実現できます」
また、今後の見通しについても、
「反響は大きく、すでに問い合わせはたくさん来ています。今回、日本初という形で実績ができたので、これを皮切りにさらに採用してほしいですね」
と話し、不況という「逆境」の中でも、可能性は広がりそうだ。