2024年 5月 1日 (水)

「エコ」「海外」「商品先物」 投資信託に個人戻り始める?

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少しでも高い利回りを期待して動く投資家

   野村証券が4月13日~同22日に募集した「野村マンCTAセレクト・ファンド」は、期間中に約930億円を集めた。

   この商品は、募集期間や満期が決まっている単位型投信で、原油や債券の先物に投資するCTA(商品投資顧問)と呼ばれるヘッジファンドで世界最大の英マン・グループが運用する。CTAファンドの魅力は、投資した商品先物相場が下落しても運用益が狙えることにある。

   野村は「相場が株式や債券とはまったく別の動きをするので、分散効果を期待する個人投資家のニーズに応えている」と、好調の要因を分析する。

   09年1月の発売以降、残高を4300億円まで伸ばした「米国ハイ・イールド債券投信」。外国債券を組み込んだ投信も最近の売れ筋ではあるが、この商品はダブルB格以下と格付けが低い半面、利回りが高い米国債に投資した。「少しでも高利回りをと期待する投資家に好評だった」という。

   「株価しだいの、一時的な増加」と冷ややかな見方もあるが、「環境」「エコ」に敏感な個人投資家の食指が動くネーミング、また少しでも多くのリターンを求める個人が物色し始めていて、株価の上昇とともに証券会社も手応えを感じている。

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