「不倫旅行」鴻池氏がかかった 「間質性肺炎」は難病?
2009.05.15 18:58
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病状が軽い場合はホルモン剤などで完治する
病気の原因は、はっきりしているものと、そうでないものがある。前者は膠原病の合併症によるもの、薬剤によるもの(抗がん剤などにより細胞が傷つけられる。または、服用した薬でアレルギー症状が出る)、職業や生活でカビやホコリなどを慢性的に吸入する環境要因によるものなどだ。反対に、後者は「特発性間質性肺炎」と呼ばれ、原因が全くわからない。「特発性間質性肺炎」は国の特定疾患に指定されており、難病とされている。
もっとも、間質性肺炎が一概に危険な病気なのかといえば、そうではない。大阪厚生年金病院内科医長の鈴木夕子さんによると、間質性肺炎は、病状が軽い場合はホルモン剤などを投与しながら治療すれば、完治する。しかし、重い場合では人工呼吸器をつけたり、肺移植したりするケースもある。救命できないことも多い。急性症状の場合には、2~3週間で亡くなることもあるそうだ。
ちなみに、呼吸器系の医療に詳しい医師は、今回の鴻池氏のケースについて「以前にも見てもらっていて、しかもゴルフもできたわけですから、重度の症状というわけではなさそうです」とコメントしている。