2024年 4月 20日 (土)

新人グラビアアイドルの懐具合 ギャラ0円!も珍しくない

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   給与明細などを公開している企業情報共有サイト「キャリコネ」が、芸能人の収入情報の公開も始めた。現在は、グラビアモデルやAV女優の給与を実名で公開している。華やかな芸能界でも売れっ子になるまで給与がゼロというのも珍しくなく、新人のグラビアアイドルの場合、雑誌の表紙を飾っても、雑誌のグラビアに登場しても、ギャラが発生せず、他のアルバイトで生計を立てる人が多いのだという。

   「キャリコネ」は、インターネット情報サービスのグローバルウェイが運営するビジネスSNS(ソーシャルネットワークサービス)で、サラリーマンが勤務している会社の実名を挙げ、自分の給与や、会社の状況などを申告。情報の共有を目的としたサイトだ。現在は上場企業を中心とした有名企業10,000人の給与明細と30,000件の企業口コミ情報を蓄積している。

デビューしてもアルバイトで生計を立てる

   「キャリコネ」が2009年10月20日から公開したのは「芸能人の給与明細」。第1弾はグラビアモデルで、今後、お笑い芸人、俳優、プロレスラーなどを実名で紹介していくのだという。

   今回はグラビアアイドルの森田さなさん(22)、同じく小松きよはさん(20)、モデルでAV女優の飯島くららさん(22)の3人だ。グラビアアイドルの2人は、年収が0円から60万円とある。つまり、収入がゼロの可能性もあるというわけだ。最高ギャラ(1現場)は森田さんが1万円。小松さんは5万円。最低ギャラ(1現場)は2人ともゼロ円だ。

   この二人が所属する芸能プロダクションのアピッシュエンターテイメントによれば、グラビアアイドル業界では、新人や売れていない場合、月給がゼロというのは珍しくなく、芸能界にデビューしてもアルバイトで生計を立てる人が多いのだという。その理由は、ギャラが発生しない仕事が多いこと。例えば、雑誌の表紙を飾ったり、週刊誌のグラビアページに登場したりしても、新人や、売れていない場合、雑誌社から出演料は出ない。またDVDを出す場合でも、支払われるのは5万円程度。稼ぐためには売れっ子になるしかない。

「明日のスターを夢見て彼女達は日々努力している状態で、給与面ではかなり過酷。そんな新人の彼女達を、なんとか皆さんで応援していただければありがたい」

とアピッシュエンターテイメントは話している。

AV人気女優の年収は1500万円を超える

   一方、AV女優の飯島さんの年収は960万円から1560万円。AV出演の最高ギャラ(1現場)は40万円。撮影が何日も続けばこれに日数を掛けたものがギャラだ。最低ギャラ(1現場)は3万円で、撮影以外のイベントへ出演などで得られる。飯島さんは07年にデビューし、数十ものAV作品に出演している売れっ子で、AVのほかテレビやラジオの出演、グラビアモデルとしても活躍している。AV女優も人気者になればこれだけ稼げるということなのだが、飯島さんが所属する芸能プロダクションのポップスターは、

「AV業界も女優の競争が激化していて、いくら見た目がかわいい子であっても、『稼ぎたい』という気持ちだけでは仕事が来ません」

と打ち明ける。容姿のほかに、AVという仕事に掛ける情熱や、演技の工夫、うまさが問われるのだそうだ。どんな仕事でも、高い収入を得るのはそう簡単ではないようだ。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中