2024年 4月 24日 (水)

「慶應ミスコン」来年から中止? 全裸事件でスポンサー離れ

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   フジテレビの中野美奈子アナなどを輩出した「ミス慶應コンテスト」が存続の危機に見舞われている。日本有数の大学ミスコンも、主催するサークル「広告学研究会」の部員が公然わいせつ容疑で書類送検された事件の影響を受けた形だ。2009年は開催するものの、研究会が無期限活動停止を決め、「来年以降の開催は未定」(慶應大学広報)。スポンサー企業も「今後は見直す」としている。

   広告学研究会が主催するミス慶應コンテストは1975年に第1回を開催。例年「三田祭」のイベントの1つとして行われ、09年は11月22日に学生の投票などから「ミス慶應コンテスト2009」が選出される。歴代のミスの中にはフジテレビの中野美奈子アナや、TBSの青木裕子アナなどがおり、「女子アナの登竜門」として知られている。

広告学研究会は幹部が総辞職、活動も無期限停止

   だが、三田祭を来月に控えた10月13日、会に所属する男子学生9人がキャンパスのある東急東横線日吉駅構内を、全裸で走り回ったとして、公然わいせつ容疑で書類送検された。「夏の思い出に、おもしろい映像を撮ろうと思った」といい、その様子をビデオカメラで撮影していた女子学生も書類送検されている。

   この不祥事に対し、10月24日付けで、団体の公式HPに「処分について」という文章が掲載された。まず、「触法行為を起こした事件について(中略)関係者の方々に大変なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪。ミス慶應コンテストに関しては、「誠に勝手ながらご協力団体様との社会的道義を理由に実施させていただくことになりました」と明かした。また、これに伴い「代表含む常任委員の総辞職」と、「ミス慶應コンテスト2009以降」の同団体の活動を無期限停止すると発表している。

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