2018年 7月 23日 (月)

ブルーレイに未来はあるのか 新作ソフトはDVDの1割という現実

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   DVDの次世代規格、ブルーレイディスク(BD)が発売されてから3年がたった。家電メーカー各社はテレビにスポット広告を流し、懸命にPRしている。大型量販店の店頭からもDVD は姿を消し、BDレコーダーで埋め尽くされている。にもかかわらず、一般家庭への普及は遅れ、新作ソフトのタイトルもDVDの1割に満たない。ビデオからDVDに移行したような劇的な変化は起きないだろう、と予想する業界関係者もいる。

   BDはDVDの5倍以上の記憶容量を持ち、DVDよりも鮮明な映像を長時間記録できるのが特徴だ。地上デジタル放送開始をきっかけに、テレビが液晶やプラズマの大画面に移行する中、録画した番組や市販の映像ソフトを見るための必需品になる、と家電業界は期待していた。

新作ソフトはDVD1万タイトルに対しBDは896

   日本映像ソフト協会(JVA)の調査によれば、2009年1月から9月までに売れたBDソフトは、前年より約2.5倍増えたものの、314万8000枚にとどまった。DVDは5748万3000枚、というのだから比較にならない。新作ソフトで見ると、09年1月から9月までの累計でBDが896タイトルに対し、DVDは1万306タイトルと10倍以上の差が付いている。

   電子情報技術産業協会(JEITA)が調査したレコーダーとプレイヤーの合計出荷台数では、09年1月から9月までの累計でBDは前年比約2倍の179万7000台。ほぼ行き渡っていると見られるDVDレコーダーとプレイヤーの合計出荷台数210万1000台を下回っている。

   JVAの広報は、BDとDVDの販売枚数に差があるのは、BDレコーダー、プレイヤーが一般家庭に普及していないためで、

「これだけ差があるため、BDはまだまだ全然、映像市場として成立していない状態です」

と打ち明ける。

   ある家電関係者は、「今使っているDVDレコーダーで充分だ、という考えはよく分かる」とし、BDレコーダーやソフトの普及が停滞する心配がある、と警鐘を鳴らす。ビデオテープがDVDに代わったような劇的な機能の違いが無いことが原因ではないか、と指摘する。

   例えば、BDはフルハイビジョン録画できるが、テレビの番組で現在フルハイビジョン放送されているものは殆どない。ハードディスクに録画したものをダビングする場合でも、放送自体がフルハイビジョンでない場合は差が出にくい、という。

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