2024年 5月 6日 (月)

鳩山家「子ども手当」の構造 母親のブリヂストン株原資に?

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配当金だけで、年間3億円前後!

   これだけの資産があれば、株を売買しなくても、配当金だけで巨額になってしまう。

   ブリヂストンの株は、2009年は16円の年間配当金になると予想されており、1200万株なら、1億9000万円にも上る。鳩山由紀夫、邦夫両氏が03~08年に母親の安子さんから資金提供を受けていたときは、金融危機後の現在より株高だったため、年間3億円前後の配当金だったとみられる。

   つまり、これは、2人への資金提供額に近いのだ。単純に言えば、安子さんは、ブリヂストン株の配当金を2人に公平に分け与えていたことになるわけだ。報道によると、この期間、計36億円を現金で引き出しており、その6割ほどが資金提供に使われていた。

   安子さんは、兄弟が政治家になるときにポケットマネーを出し、1996年に民主党を結党したときも億単位の資金を出している。今回は、2人が首相候補になるために使ってもらおうと、援助したのだろうか。とはいえ、資金提供が事実だとすると、2人は、現在に至るまで親離れできていないことになる。

   そのうえ、母親の資金提供を知らなかったというのだ。

   自民党の石破茂政調会長は、「月に千数百万円の金を知らないというのは常識ではありえない。この人の政治感覚は何なの」と首をひねっていた。

   由紀夫氏は、偽装献金を「すべて自分の金だ」と説明していたが、それが早くも覆されそうになっている。いつになったら、「手当」の意味を1人で説明できるようになるのだろうか。

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