2024年 4月 20日 (土)

大久保容疑者の「接待」報道 東京・向島は穴場なのか

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   民主党・小沢一郎幹事長の秘書が、ダム工事受注を巡って、東京・向島で「芸者接待」を受けたと報じられている。真相は不明だが、赤坂ばかりでなく向島も接待場所に使われているのだろうか。

   向島接待を報じた新聞各紙によると、小沢一郎氏の公設第一秘書、大久保隆規容疑者(48)は2003~04年、下請け業者の「水谷建設」から盛んに接待攻勢を受けた。

現在は料亭15軒、芸者105人ほど

向嶋墨堤組合のホームページ
向嶋墨堤組合のホームページ

   その舞台になったのが、向島の高級料亭という。産経新聞の2010年1月19日付連載「剛腕の威光」によると、大久保容疑者は、そこで30万円ほどの接待を10回以上受けていた。料亭では、芸者見習いに当たる「半玉さん」の若い女性を好み、水谷側が女性に頻繁に連絡を入れていた。

   この芸者接待については、20日になって、大久保容疑者が東京地検特捜部の調べに、複数回受けたと供述していると各紙が報じた。ただ、計1億円もの裏献金については、全面否定している模様だ。

   向島は、昔の遊郭にあたる花街、花柳界があるところだ。「見番通り」を中心に料亭街があり、都内では最大規模だという。芸者は1人前と認められれば、「一本さん」と呼ばれ、三味線や踊りなどを単独でも披露する。年齢は、20~70歳までおり、中心は35歳ほど。ほかに、「半玉さん」までいかない臨時お手伝い「かもめさん」もいる。今で言うコンパニオンだ。

   明治初期から大正時代にかけ発達し、芸者の取り次ぎなどをしている向嶋墨堤組合によると、1950年代には料亭が200軒ほどあり、芸者も1000人前後いた。ところが、その後減少し、現在は料亭15軒、芸者105人ほどになっている。

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