2024年 4月 30日 (火)

サトウキビからペットボトル  植物由来「エコ商品」続々登場

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トウモロコシ原料の携帯電話などお目見え

バンクーバー五輪の会場内で「プラントボトル」をPRする売店
バンクーバー五輪の会場内で「プラントボトル」をPRする売店

   「プラントボトル」は、先日行われたバンクーバー五輪の開催国・カナダでも、「コカ・コーラ」や「ダザニ」、「スプライト」、「フレスカ」などに導入され注目を集めた。「グリーン五輪」ともいわれたバンクーバー大会だが、会場では食器やカップに植物由来の素材が使われたほか、トウモロコシ原料の携帯電話などがお目見えしたという。「無理するエコ」から使うだけでエコに貢献できるとして、環境意識の高いカナダでも植物由来の商品は積極的に受け入れられている。

   国内をみても、植物由来のエコ商品は急増している。家庭用ラップフィルムのクレハは、「NEWクレラップ」の金属性の刃を植物由来のプラスチックに変え、分別廃棄のときの刃の取り出しを簡単にした。

   日本電気は植物由来の原料を75%以上配合した難燃性プラスチックを開発。これを使ったビジネス用パソコンを2010年に商品化するほか、トヨタ自動車とトヨタ紡織、三井化学は「自動車用シートクッション」を共同開発して、新型プリウスに採用した。

   また、大日本印刷と三菱樹脂、ソニーの3社は、植物原料プラスチックを主な材料とするICクレジットカードを、世界で初めて開発。国際クレジットカードの適用規格に適応し、「MasterCard Worldwide」の承認を得るなど、広がっている。

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