2019年 1月 22日 (火)

「追湯商法にしてやられた」怒ったり、あきれたり 「ラ王」1か月足らずでリニューアル「復活」

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   盛大な「追湯式典」から1か月もたたない、あの「ラ王」がノンフライ麺に姿を変えて復活する。日清食品は2010年8月24日、「生産を打ち切ったラ王に代わる新たなラ王を、9月初旬から関東などで発売する」と発表した。生産終了の大々的PRにつきあわされたラ王ファンからは、「買いだめしたオレは負け組」といったぼやきが聞かれる。

「ショック」と20万件以上のメッセージ

あまりに早い「復活」が話題の「ラ王」
あまりに早い「復活」が話題の「ラ王」

   日清食品は2010年7月下旬、同社のカップラーメン「ラ王」の生産を8月末で終了することを明らかにした。

   「ラ王」は1992年に、本格的な食感が楽しめる「生タイプめん」カップラーメンの先駆けとしてデビュー。ピーク時の93年度には1億4000万食が売れた。

   だが、90年代後半からカップラーメン業界の技術が向上。油で揚げずに熱風で麺を乾燥させる「ノンフライめん」でも十分ラーメンに近い食感を出すことができるようになり「ラ王」の強みが薄れてしまった。近年売り上げが落ちていたという。

   同社は7月末からネット上で「ラ王追湯(ツイートウ)式典」なるキャンペーンを実施した。特設ウェブサイトを開設、生産終了に対する感想などをツイッターから投稿してもらった。「追悼」をもじった「追湯」式典に「ツイートウ」文を寄せた人の中から抽選で、ラ王1ケースなどの景品を贈るという企画。8月20日までの期間中、「ファンだったのでショック」といったメッセージが20万件以上寄せられた。

「生めんタイプがなくなることには変わりません」

   ところが、生産終了発表から1カ月後の8月24日、新たな発表が…。「ラ王」をノンフライめんタイプに切り替えてリニューアル復活させる。「ラ王 背脂濃コク醤油」など2商品。9月6日から関東甲信越・静岡地区で売り出し、10月4日からは全国で展開するというのだ。

   日清食品ホールディングス広報部の担当者によると新しいラ王は「全くの別物」。現在の技術でできる「最高のカップラーメン」だという。「カップラーメンは年間30億円売り上げればヒットと言われますが、その3倍100億円を目指します」と強気だ。価格は248円なので、4000万食以上売れなければいけない計算になる。

   生産終了を大々的にPRしていただけに、ツイッターには「買いだめした自分は負け組」「なんのための追湯式典だったんだ」「復活早すぎ」といったつぶやき多数見られる。

   同社担当者は、

「混乱を招いたことは申し訳ないと思っています。しかし、生めんタイプのラ王がなくなることには変わりがありませんので」

   確かに、振り返ってみると「追湯式典」サイトには「ありがとう、ラ王。さようなら、生タイプ」という記述があった。生産を終えるのはあくまで「生めんタイプのラ王」だと言っているようにも見えなくもない。

   今回のラ王「復活」はメディアでも大きく取り上げられた。朝日や毎日などの全国紙が報じ、夕刊フジは「『ラ王』1カ月で『復活』に怒りのファンも 『閉店商法だ』」という見出しをうたった。

「別れから…長い時が経った」

   ツイッターや2ちゃんねるでも引き続き話題で、「復活するのは分かってたけどこんなに早いとバカにされてるみたい」「リニューアルって最初から言えばいいのに」などのほか、「小沢出馬表明よりも、ラ王復活の方が解せない」といった投稿が寄せられている。

   8月24日発表されたリリース文には「弊社の技術イノベーションとマーケティングの総力を注ぎ込み、『日清ラ王』の復活を図ります」と書かれていた。これだけ話題になっているということはみんな「見事なマーケティング」にすっかりやられてしまったということか。

   「追湯」締め切りから4日後の「復活」発表。特設サイトを訪れると、こういう文字が目に飛び込んでくる。

「あの別れから4日間という長い時が経った。」
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