2024年 4月 26日 (金)

朝日・産経から引退勧告 鳩山前首相の「生き恥」

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「慰留といってもお愛想の部分もありますし」

   先日、鳩山氏の中国漁船衝突事件に関する発言が注目を集めた。9月25日、鳩山氏は「私だったらこの問題をどうすべきか、中国の温家宝首相と腹を割って話し合えた」と記者団に語った。この発言を報じた産経新聞などの配信ニュースは、人気サイト・ヤフーのニュース・ランキングで上位につけた。

   とはいえ、決して鳩山氏に期待する空気の反映、というワケではないようだ。鳩山発言記事に触れた多数の個人ブログや2ちゃんねるなどの反応をみると、「おいおい、やめてくれ」「(オバマ大統領への)トラスト・ミー発言などで普天間問題の混乱を招いたことはスルー(無視)か」といった否定的な捉え方が多数見受けられた。

   先の民主党代表選告示前に「トロイカ(菅・小沢・鳩山)」を連呼し、菅・小沢両氏の「調整役」としてテレビカメラの前に立った鳩山氏。結局不調に終わるや「(菅首相から)だまされる悔しさを味わった」と発言したニュースが流れると、少なからず失笑もかった。

   鳩山氏の地元後援会は、本気で鳩山氏を慰留しているのだろうか。先の朝日コラムによると、集まった「引退撤回要求」署名は、「24ある地方後援会の役員を中心に653人」だそうだ。この数を多いとみるか、少ないとみるか。

   鳩山氏の選挙区内のある民主党系市会議員は、「慰留といってもお愛想の部分もありますし、その辺は(鳩山氏)ご自身も分かってるとは思うのですが……」と話していた。



<メモ:鳩山前首相の引退発言と「撤回」の経緯>
   鳩山前首相は2010年6月の首相辞任時、テレビカメラの前で「次の総選挙には出馬致しません」と明言した。09年夏の衆院選直前にも、「首相まで極めた人がその後、影響力を行使することが政治の混乱を招いている」と、自民党のキングメーカー、森喜朗・元首相などを念頭に批判し、首相退陣後は次の選挙には立候補しない考えを記者団に語っていた。
   しかし、鳩山氏は首相退任から約1か月後の10年7月、北海道の地元後援会の会合で、引退問題について、11年春の統一地方選のころを目安に結論を出す、という考えを示した。「今期限りの引退」を「ひとまず撤回」し、保留状態へと半歩後退させた形で、後援会側から慰留する声が出たことを受けた措置ということになっている。

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