2024年 4月 25日 (木)

女子中高生の流行語、女子大生も理解不能 「あげぽよ」「アラシック」「やびゃあ」って?

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   「あげぽよ」って何を意味するの?―――「女子中高生ケータイ流行語大賞」候補20の言葉が発表されているが、言葉の意味がわからない、と女子大生も頭を抱えている。これを主催する会社によれば「はやり言葉なので来年には消えるものが多い」というが、なぜ女子中高生はこんな言葉を使い流行させたのだろうか。

   流行語大賞の候補に挙がっているのは「あげぽよ」「アラシック」「ちゃいちゃい」「うけぴー」「うぇーい」「わや」「もふもふ」「やっふぃ」「もいきー」「ちゃんねー」「ポイポイポイポポイポイポピー」「やびゃあ」など20の言葉。

病気になってしまうほど「嵐」が好き

   モバイルコンテンツ運営業のピーネストが「女子中高生ケータイ流行語大賞」を開催するのは去年に続き2回目。候補となった20の言葉は10年11月上旬に同社の携帯ホームページ無料作成サイト「@peps!」「Chip!!」へアクセスしている女子中高生会員500人の投票で選出。11月中旬から1500人の女子中学生会員にどの言葉が一番流行したか投票が行われていて、10年12月2日に大賞が発表になる。

   それぞれの言葉の意味や出所だが、「あげぽよ」は

「テンションアゲアゲな状態を意味するギャル語。『ぽよ』は、なんとなくかわいいので語尾に付けるが特に意味はない。他にも『さげぽよ』『ひまぽよ』など存在する」

   「ちゃいちゃい」は

「eggモデルの『ねもやよ』がブログの締めくくりに使用しており、『ばいばい』『またね』を意味すると思われる」

   「アラシック」は

「アイドルグループ『嵐』のファンを指す。病気になってしまうほど、嵐が好きという意味。 嵐の6作目のアルバム名でもある」

   「やびゃあ」は、

「『やばい』が変化した言葉で意味は同じ。芸人のトータルテンボス、藤田憲右やアイドルグループAKB48の渡辺麻友もブログなどで頻繁に使用。ヲタ(オタク)語とも言われているが、東海地方の方言でもある」

   「ポイポイポイポポイポイポピー」は、

「(テレビ番組)『とんねるずのみなさんのおかげでした』内の『安すぎて伝わらない素人芸選手権』で優勝した素人女性宴会芸集団『あやまんJAPAN』が『LOVE&JOY』という曲に乗せハレンチに歌い踊る中で使用される掛け声」

などである。(言葉の解説はピーネスト プランニング事業部の担当者が作成)

今年流行った言葉は来年には消える運命

   解説を見ると「なるほど!」と感じるものもあるが、なかなか一般の大人にはわかりにくい言葉だ。都内の大学に通う女子大生(22)に話を聞くと、

「なんとなく分かるものは3割程度。自分も昔はこんな『流行語』を使っていたが高校を卒業すると使わなくなった。女子中高生独特の文化なのだと思う」

と感想を述べている。

   ピーネストによればこの20の大賞候補は、人気の読者モデルや芸人が使っていたり、テレビ番組の影響で生まれたりしたものが殆どで、「もふもふ」「やっふぃ」のように自然発生した感覚的な言葉もある。女子中高生はこの言葉を使って仲間意識を持つということではなく、単純に面白いから、とか、好きなタレントが使っているからなどの理由で流行させているという。そして、

「あくまで流行語ですから、今年流行った言葉の多くは来年には消えてしまい、また新しい流行語が生まれていくということになります」

とピーネストは話している。

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