2024年 4月 20日 (土)

食事、飲み物、毛布、アイマスク有料 「自分で事前に調べる」ことは必須 
(連載「LCC革命の衝撃」第2回)

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   エア・アジアXのチケットをようやく入手してから約2か月半。2010年12月9日、いよいよ羽田発クアラルンプール行きの初便が飛ぶ日がやってきた。LCCのフライトは、これまでの航空会社と何が違うのか。「搭乗記」の第2回は、チェックインと7時間半にわたるフライト中の様子をお届けする。

   記者が担当する原稿を書き上げて、東京・麹町のオフィスを出たのは、2010年12月9日の19時半ごろだった。山手線や東京モノレールを乗り継いで、20時半には羽田空港の国際線ターミナルに到着した。モノレールは「浜松町から国際線ターミナルまで最速13分」を売りにしているだけあって、オフィスからのアクセスの良さを実感した。

ウェブチェックインは日程表の片隅に小さく書かれていた

羽田空港のチェックインカウンターの前には、長い列ができた
羽田空港のチェックインカウンターの前には、長い列ができた

   エア・アジア初便のD7 2653便の出発予定は23時45分。3時間以上前なのだが、3階の出発ロビーの端に設けられたチェックインカウンターには、すでに約100人以上が並んでいた。

   大勢の報道陣が見守る中、チェックイン手続きが始まった。並んでいる人のほとんどが、事前にメールで送られてきた日程表をプリントアウトして手にしている。「パスポートなどの書類を出して荷物を預け、搭乗券を受け取る」という流れは、これまでの航空会社と変わらない。だが、機内食の内容や、預ける荷物の重さを確認し、追加料金を受け取る点が、LCC独特だ。ここで時間がかかったようで、列の進みも遅いように見えた。

   だが、幸運にも、記者はこの長い列を回避することができた。事前にウェブでチェックインの手続きを済ませて、搭乗券をプリントアウトしておけば、荷物を預ける人のために設けられた列に並ぶことが出来る。この列に並んでいたのは、せいぜい2~3人。空港でチェックインするのに比べると、少なくとも30分は時間を節約できたはずだ。

   だが、ウェブチェックインについては、日程表の片隅に小さく書かれていただけ。知っていた人は、ほとんどいなかった様子だ。LCCでは、「自分で、事前に調べる」ことが、労力なり金銭の節約に大きくつながることを早速実感した。

   クアラルンプールから出発するときは、プリントアウトした搭乗券をそのまま利用できるのだが、羽田では、改めて航空会社が印刷した搭乗券に引き換えていた。搭乗券にはシールが2枚貼られていた。客室乗務員(CA)が機内食などを配る際の目印にするようだ。

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