2024年 5月 4日 (土)

ルイヴィトンなど高級ブランド 日本での販売「底入れ」気配

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ブランドごとで売れ行きに「差」がある

   海外の高級ブランドを取り扱う大手百貨店。日本百貨店協会によると、高級ブランド品は貴金属品を除くとバッグなどの「身のまわり品」に分類されるが、2010年12月の「身のまわり品」の売上高は前年同月に比べて0.1%増えて、2か月ぶりにプラスになった。

   クリスマス商戦も手伝ったが、婦人服や家電などが軒並みマイナスのところ、大健闘といえる。同協会は、「貴金属や時計は売れ行きもよかったと聞いています」と話す。

   とはいえ、高級ブランドの国内販売が「底入れ」したかというと、百貨店の見方は慎重だ。ある大手百貨店は、「高級ブランドの売上げは確かに戻りつつあります。ただ、確信をもって『戻っている』と断言できるほどではありません」と話す。

   「ファッションなどは、トレンドを上手に取り込んだブランドが売れています」(大手百貨店)とし、ブランドごとに売れ行きに差があるという。

   最近は中国人観光客などが日本で高級ブランドを買っていくケースが少なくない。前出の大手百貨店では「中国人観光客が海外の高級ブランドを購入するケースは、全店ベースで1割にも満たないので、売上げを左右するほどではありません」というが、一方で「貴金属や時計は日本のほうが安心と言って、買っていく中国人は多い」(別の大手百貨店)と話している。

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