2024年 4月 23日 (火)

さあ次はみんなの住まいだ! 吉里吉里中でも仮設住宅工事

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   吉里吉里中学校の校庭で仮設住宅の建設工事が始まった。市街地がほぼ壊滅、500人以上が亡くなり、不明者は約1000人(3月28日現在)にのぼる岩手県大槌町。避難者は6000人、中学校も避難所になっている。

   JR山田線・吉里吉里駅の近く。東北人の優しさ、強さ、団結心、独立心をえがいた井上ひさしの「吉里吉里人」の舞台になった土地だ。

   岩手朝日テレビによると28日、県職員の立会いで、建物の基礎を作るために必要な測量や整地が行われ、予定地に工事事務所が設置された。78戸の仮設住宅が建てられる予定で、早ければ4月下旬にも入居を始められるという。

被災のグラウンドに仮の町役場

   三陸海岸の被災地は、海岸まで険しい山が迫っていて、仮設住宅の適地が乏しい。学校グラウンドに建てざるをえないという。

   大槌町は町役場も津波で流され、執務中の加藤宏暉町長がなくなった。町では4月上旬の仮庁舎開設を目指して準備を進めている。今回津波に襲われた大槌小学校の校庭を予定している。「他に用地がない」と、苦渋の決断だった。

   校庭を覆っていたがれきは自衛隊によって撤去がほぼ終わり、27日は整地のための砂利がトラックで次々と運び込まれた。町総務課の平野公三主幹は「浸水域にあるのは分かっているし、不安だが、他に適当な用地がない。いざとなればすぐに高台に逃げられる環境にある」と話している。(岩手日報

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