2024年 5月 5日 (日)

「原発付近で携帯使えないのは事実」 その理由をソフトバンク副社長が釈明

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「飛びにくい」電波帯域しか利用できないため?

「各社とも周辺に入って壊れた基地局を復旧する事は出来ませんが、800MHzが使える事業者なら、遠い所から電波をとどかす事が出来るのです」

と、ソフトバンクが比較的「飛びにくい」電波の帯域しか利用できないことを理由に挙げた。

   ただし、NTTドコモは4月14日の段階で

「福島第一原子力発電所より20km圏内における発電所付近及びJヴィレッジ~発電所間の国道6号線沿線ついては、20km圏外から高性能アンテナを用いたり、20km圏内の通信ビルに入り回線切替を実施し、概ねエリア化しFOMAサービスの提供を開始しました」

と、福島第1原発の20キロ圏内でも復旧作業を行っているのに対して、ソフトバンクは20キロ内で作業を行うことについては安全上の理由から否定的だ。

   この点についても、松本氏は

「私は20キロ圏内で仕事をする人は特殊な任務を帯びた人であり、通信手段としては通常の携帯電話ではなく、特殊なシステムを使うべきと考えます。自衛隊のシステム、警察無線、インマリサット(原文ママ、「インマルサット」の誤記とみられる)の衛星電話などです」

と理解を求めている。

   被災地以外でも、ソフトバンクの携帯は他社に比べてつながりにくいというのは、「定評」になっている。理由はともあれ、それを払しょくするのは簡単ではない。

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