2019年 3月 27日 (水)

10月接近の彗星が地球衝突  だれがこんなデマを流したのか

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ホワイトハウス文書は「小惑星の危険」

   専門家が完全に否定した「エレーニン彗星の地球との衝突」だが、では「ホワイトハウスが文書を発表」という話はどこから出たのだろうか。はっきりしないが、どうも以下のような経緯とみられる。エレーニン彗星発見前の10年10月に、ホワイトハウスが米議会に「地球に衝突する可能性のある小惑星の発見に注力する必要がある」などとするレポートを出していて、これが混同されたようだ。彗星とこのレポートに触れた米ブロガーのうがった推測を、日本語で紹介する人がさらに誤解・誤訳した可能性もある。

   高橋理事長によると、小惑星が地球と衝突する危険を回避するために観測を強化すべきだという議論は、数年前から米議会などで高まっている。現在発見されている小惑星は軌道が計算され、少なくとも今後100年後までは地球と衝突するものはないという。

   しかし、直径140、150メートル程度の小型の未発見小惑星が残されている可能性が指摘されている。落ちてきた場合、地球環境を大きく変えるほどではないが、仮に都市を直撃すれば、その都市を崩壊させかねないそうだ。発見された場合、小惑星の軌道を変える方法も研究されている。

   高橋理事長は、衝突うんぬんでなく、エレーニン彗星にぜひ注目してほしいという。軌道計算などから「太陽系がうまれた頃の原始的な宇宙を保った状態」である可能性があり、観測結果が楽しみだそうだ。

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