2018年 9月 20日 (木)

節電対策、障害者配慮は? 弱視者「暗いと何も見えなくなる」

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   使い慣れた駅のエスカレーターが止まる。照明が暗くて足もとが見えない。首都圏の節電で視覚障害者は大変な不便を強いられてきた。「節電本番」の夏が近づくが、弱者への配慮はされているのだろうか。

目印が分からなくなった

   震災以降、多くの事業者が実施している節電対策として分かりやすいのが照明の消灯だ。

   視覚障害者の約9割は多少視力の残る「弱視者」で、わずかな視覚情報を頼りに日常生活を送る。それが、節電で光が減って、これまでなんとか見えてきたものも見えない。

   特に危険なのは、地下鉄を中心とした駅構内だ。東京視覚障害者協会(東視協)の栗山健会長によれば、節電による照明の一部消灯で、階段の下り口が見えない、エスカレーターの位置が分からない、点字ブロックや案内看板が見えにくいなどの訴えが多数あったという。

   東視協では、会員が地下鉄などの駅構内を点検し、不便と気づいた点があれば改善要望を出してきた。栗山会長は、「改善は見られますが、私がいつも利用している駅では目印にしていた光が分かりにくいまま」と話す。

   見えない恐怖はストレスにもなるが、震災を受けての節電対策ということもあり、声高には批判しにくい。

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