2018年 7月 23日 (月)

「毎度おなじみ」のすき家強盗 警察が抜き打ち調査したその日にも

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   ゼンショーが運営する牛丼チェーン、すき家の強盗被害が止まらない。警察の防犯強化要請後も被害が減らず、夜間の従業員勤務態勢の見直しなど対策が急がれている。

   警察庁によると、2011年1月から9月に全国の牛丼チェーンで発生した強盗事件(未遂含む)は71件で、そのうちの9割にあたる63件がすき家でのものだった。2010年の58件をすでに超えてしまっている。

2012年3月末までに全店舗を目標に夜間の複数勤務態勢に

   すき家で強盗被害が多い理由としては、深夜の時間帯でも店員が1人だけ。レジも1つで出入り口付近にあり、さらに、人通りの少ない郊外にも店舗がある、などの点が指摘されている。強盗自ら「毎度おなじみのすき家強盗です。金を出せ」と言ってくる例もあるという。

   警察庁は2010年からゼンショーに防犯体勢の強化を要請していたが、その後の調査で改善されていないことが発覚。2011年10月12日に再び夜間の勤務態勢見直しなどを要請した。これを受けて翌13日、ゼンショーは12月までに全店舗の60%、2012年3月末までには全店舗を目標に、夜間の複数勤務態勢を確立すると発表した。

   さらに、10月25日から26日朝にかけて警察庁による抜き打ち調査が行われた。各都道府県の警察官がパトカーで各地の被害にあったすき家店舗を中心に周り、レジ内の現金を金庫に入れること、緊急警報装置の使用方法などを指導した。

「すき家の強盗はどこも成功しているから、おまえもやれ」

   ゼンショーは警察庁の抜き打ち調査・指導について、「警察庁との連携により、これまで進めてきた防犯対策をより一層強化し、犯罪の置きにくい店舗設備の充実と被害の撲滅に努めていきます」とコメント。しかし、調査が実施されている最中の26日未明、東京都小金井市の店舗に包丁を持った男が押し入った。

   男は店内に1人だけだった店員を脅して、レジにあった5万5000円を持って逃走。この店舗も調査の対象となっていたが、同時間帯に発生したひったくり事件のために、実施できなかったという。

   また、2011年3月に京都市の店舗に押し入った強盗は、逮捕後「金を借りたヤミ金融業者から『強盗して金を返せ。すき家の強盗はどこも成功しているから、おまえもやれ』と言われ従った」と話したという。舐められているとしかいいようのない実態だ。

   ネットでは、いつまでたっても減らないすき家の強盗被害について、「もう警察署の前で営業しろよ」「隙があるからすき屋なのか」「強盗捕まえてテレビデビューしたい奴はすき家で張れ」といった書き込みが寄せられている。

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