2024年 5月 6日 (月)

解熱鎮痛剤シェア争いが激化 大型新人「ロキソニンS」が「常連」入り

1回1錠で胃への負担が少なく、眠くならない

   「ロキソニンS」は、医師が病院などで処方している、「ロキソプロフェン」を配合した医療用医薬品を、薬局やドラッグストアで購入できるように製品化したスイッチOTCの新製品で、購入時に薬剤師の処方が必要な第I類医薬品に分類される。

   1回1錠の服用で、胃への負担が少なく、眠くならない。なかでも「医療用での高い実績と信頼に基づく効き目のよさがあり、とくに消費者が鎮痛薬に最も求める、『効き目の速さ』が特長です」と、第一三共ヘルスケアは説明する。

   薬剤師の支持を得られたことも、ヒットの要因だ。第I類医薬品なので、消費者にとっては「ひと手間」かかることになるが、それでも売れているのは「購入しやすい価格設定もありますが、薬局やドラッグストアの薬剤師が高い意識で、消費者に適正な使用を指導し、販売していただいている。それがリピーターの獲得につながり、順調にシェアを拡大している要因だと考えています」(第一三共ヘルスケア)とみている。

   従来から医師が処方していた成分を配合した医薬品なので、消費者も服用経験があり、その安心感から売れているともいえそうだ。

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