2024年 5月 6日 (月)

28日に金正日総書記告別式 「政権批判」の長男正男氏は参列するか

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日本メディアに「3代世襲について反対」

   加えて、平日氏に比べて、正男氏が帰国するにはハードルが高いとの見方もある。正男氏は、過去に政権批判ともとれる発言を繰り返しているからだ。例えば10年10月9日には、北京市内でテレビ朝日の取材に対して、

「個人的には、3代世襲について反対しています。ですが、しかるべき内部要因があったのではと思います。内部要因があるなら、それに従うべきだと思います」

と、正日氏を批判しているともとれる発言をしている。さらに、

「私は、弟が北韓住民たちのために、本当に住民たちの潤沢な生活のために最善を尽くしてほしいと願っています」

と、韓国でしか使わない「北韓」という言葉を使いながら正恩氏にエールを送っている、このことから、「正男氏のマインドは、すっかり『南寄り』になっている」と受け止める向きもある。

   また、11年1月中旬にも、東京新聞に対して

「3代世襲は社会主義理念とは合わないと、私は以前も指摘した。父もそう言って反対していた。なぜ世襲になったかは分からない」

と話している。

   正男氏がテレビ朝日のインタビューに応じた時点で、専門家からは

「金正日総書記の存命中に具体的な危害が加えられることはないと思いますが、『金正日後』は、分かりません」(コリア・レポートの辺真一編集長)

といった、正男氏の身の安全を案じる声が出ていた。正日氏亡き今、「安易に帰国したら、もう二度と国外に出られない」といった可能性もある。

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