2018年 7月 19日 (木)

「職責、つらくても果たす」 小川法相、死刑執行に前向き姿勢

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   野田改造内閣で初入閣を果たした小川敏夫法相は2012年1月13日夜の就任会見で、死刑執行について「その職責を果たしていくのが責任」と、異例の前向きな姿勢を示した。小川氏は死刑廃止論者とされているが、死刑執行はやむを得ないと判断しているともみられている。

   民主党への政権交代以降、死刑執行には慎重な法相が続いており、最後の執行されたのは千葉景子法相時代の10年7月。11年は、19年ぶりに1件も執行されておらず、未執行死刑囚は現時点で戦後最多の130人にのぼる。

オウムの死刑確定囚の執行は先送り?

   小川氏は質問に答える形で、

「死刑という刑罰は、人の命を絶つという大変重い厳粛な刑罰。そのことについて慎重に考えないと行けないと思う。しかしその一方で、それは法律で定められた法務大臣の職責でもある。大変つらい職務ではあるが、私はその職責を果たしていくのが責任」

と述べた。また、平岡秀夫前法相らが制度存廃について国民的議論を呼びかけたことについても、

「死刑制度については、廃止という声も内外にはある。しかし、世論調査では、8割前後の人が死刑制度を支持しているという現実もある。そうした中で国民の間で議論していただくことは重要なことだし、期待している。だが、『議論が必要だから、あるいは議論しているから職責を果たさない』ということではなくて、やはり職責そのものは、つらいとは思うが、果たすと考えている」

 と、死刑存廃についての議論が行われている中でも、死刑執行に踏み切る可能性を示唆した。

   ただし、オウム真理教事件の死刑確定囚については、元幹部の平田信(まこと)容疑者が逮捕されたことを受け、

「平田容疑者が被告人になって、弁解のあり方によっては、証人として(死刑囚から)証言を聞く必要があると、一般論としてはあり得ると思う。ですから、やはり、全く考慮しないということではなくて、そういった面で考慮する必要があるのかな、とは思う」

と、当面は死刑執行が保留される可能性を示唆した。

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