2019年 1月 22日 (火)

任天堂、また日経報道に激怒 わざわざ「数多くの間違い」と強調

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   日本経済新聞が、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」の次世代機に関する記事を掲載したところ、任天堂が即座に「全くの憶測記事」と打ち消した。

   2012年3月にも、日経産業新聞の報道をめぐって「推測に基づいて書かれたもの」と否定、2月には岩田聡社長がツイッターで日経新聞のものと思われる記事を「不正確な報道」と断じている。今回はわざわざ「数多くの間違い」を強調するなど、怒りがエスカレートしている。

「カーナビや電子書籍機能」社長プレゼンには登場せず

任天堂のサイトで公開された「E3」直前のプレゼン動画では、「Wii U」を詳しく説明
任天堂のサイトで公開された「E3」直前のプレゼン動画では、「Wii U」を詳しく説明

   2012年6月5日付の日経新聞朝刊では、任天堂の新型家庭用ゲーム機「Wii U」に関して、新たな機能が具体的に説明されている。スマートフォンに対抗するため、ゲームだけでなくカーナビゲーションや電子書籍が使えるようになり、利用者同士によるインターネット経由での情報交換、さらに通信カラオケも楽しめるようになるという。発売は2012年末で、小売価格は3万円程度になると記事では説明している。

   任天堂の岩田聡社長は、米ロサンゼルスで6月5日(日本時間6日)から開催されるコンピューターゲームの見本市「E3」で「Wii U」の概要を発表する予定だ。それに先立ち同社サイトでは、岩田社長による「Wii U」のプレゼンテーション動画を公開している。そこでは、日経報道に出たカーナビ機能や電子書籍について一切触れられていない。

   記事ではさらに、携帯用ゲーム機「ニンテンドー3DS」にも触れている。現行モデルの画面サイズより約1.5倍大きい新型機を、2012年夏にも投入するというのだ。ただ岩田社長はプレゼン映像の中で、「E3のプレゼンテーションでは『Wii U』について集中的にお伝えしたいと思うので、ニンテンドー3DSに関する情報は別の機会にお伝えすることを予定しています」と話している。E3の期間中に「大画面版3DS」の発表は、あまり期待できないかもしれない。

   任天堂は記事について、ウェブサイトで公式コメントを発表。「当社が発表あるいは事実確認したものではなく、数多くの間違いが含まれた、日本経済新聞社の全くの憶測記事です」と、強いトーンで指摘したのだ。具体的にどこが間違いかを聞こうと任天堂広報に電話取材を試みたが、「リリースに書かれていることがすべて」との反応。詳しく回答できる担当者が全員「E3」のため出払っていることもあり、記事について日経新聞に何らかの措置を講じるかとの問いにも「分からない」とこたえるのみだった。

   任天堂が、厳しいともとれる表現で記事内容を否定してみせたのは、今年3月にも同様のケースがあったためと想像できる。

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