大阪市の橋下徹市長は2012年7月29日深夜、行政実務者と政治家の役割分担についての持論をツイッターで綴った。橋下市長によると、政治家の役割は、「目標を定めること、これまでのやり方を変える舵を切ること、利害関係者・既得権者を振り切ること」といった事柄だといい、「政策・制度・ルールの具体的な立案や実施は政治家にはできない」「政治家が官僚より偉いなんてあり得ない」という。一方、「官僚組織は、今までのやり方を大きく変えることはできない」とも。その上で、「まあ政治家も思い切った決定をするのは大変ですけど。相当くるくるパーにならないと、今までやってきたことを変えたり、利害関係者・既得権者を振り切ることはできません」と、政治家の役割を強調した。さらに、「選挙で審判を受ける政治が責任当事者になる必要がある」「行政が責任当事者だと、失敗したときに誰も責任を取らない」として現状の教育委員会制度を批判した。
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